エミレーツ航空は、2024年に就航するエアバスA350型機50機に、インマルサットのグローバル・エクスプレス（GX）衛星ネットワークによる高速機内Wi-Fiを導入する。

現在は5基のKaバンド衛星でネットワークを構成しており、さらに「Inmarsat-6」2基を含めた7基を追加する見通し。静止軌道上に3基、楕円軌道上に2基の衛星が追加されることで、中東と北米を結ぶ路線など、高地や北極を飛行する路線でも利用が可能となる。エミレーツ航空は、インマルサットのGXアビエーション・ソリューションを初めて採用した。

エミレーツ航空では、ファーストクラス利用者、ビジネスクラスを利用するスカイワーズのゴールド・シルバー会員、全クラスを利用するプラチナ会員は無料で機内インターネットサービスを利用できる。

すでにエミレーツ航空は、エアバスA350型機の機内エンターテインメントシステムに、タレスの「AVANT Up」を採用することを決めている。