C・ロナウドのデビュー戦チケットが高額入札【写真:ロイター】

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特別チケットを巡りオークションが実施中

 サウジアラビア1部アル・ナスルに新加入したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの新天地デビューは、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)との親善試合になると見られている。

 記念すべき一戦を巡って観戦チケットの高騰も予想されるなか、驚きの“入札額”が話題となっている。英紙「ガーディアン」が報じた。

 2022年の年末にアル・ナスル加入を発表したロナウド。現地時間1月3日にはファンへのお披露目を済ませ、あとはピッチでプレーする瞬間を残すのみとなっている。そんなロナウドの初陣を巡っては、現地時間1月19日にアル・ナスルとアル・ヒラルの混成チームがPSGとサウジアラビアの首都リヤドで親善試合を行う予定との報道がある。この一戦が実現すれば、ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの対決を見られる可能性は高い。

 豪華スター対決が観られるとあってか、サウジアラビアでは現地時間1月17日まで“特別チケット”のオークションを実施中。「ガーディアン」紙によると、このチケットは親善試合の勝利チームを表彰するセレモニーのアテンド役を務められる権利が含まれているだけでなく、対戦する両チームのドレッシングルームへの入室許可といった特典もプラスされているプレミアムなものだという。

 記事では、不動産グループ「AqarOne」の総責任者を務めるムシェルフ・アルガムディ氏がこの特別チケットに220万ポンド(約3億4500万円)の値を付けたと紹介している。

 今回のオークションで得られた収益はチャリティーに寄付されるそうだが、一方で「スポーツウォッシング」(人権侵害といった問題への社会的関心をスポーツイベント開催によって遠ざけること)だとする批判の声も。ただ今回の入札額が明らかにしているように、ロナウドの新天地デビューへの注目は高まるばかりのようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)