(※写真はイメージです/PIXTA)

写真拡大 (全2枚)

不倫相手と別れ話がもつれているようなケースでは、「〇〇しなければ不倫をばらす」等と不倫相手から脅迫され、自身にも非があることから逆らうこともできず、八方塞がりの状況に陥ってしまうこともあります。復讐心に燃える相手の脅迫から抜け出すためにはどうすればよいのでしょうか。そこで実際にココナラ法律相談のオンライン無料法律相談サービス「法律Q&A」によせられた質問をもとに、植田諭弁護士に解説していただきました。

示談のあと、復縁を求められ脅迫に怯える日々

相談者のすあやさん(女性・仮名)は、1歳下の職場の同僚と不倫関係にありました。

関係が始まった1年後に相談者は男性に「この関係をもうやめよう」と別れ話をすると、「別れるなら殺す。旦那にもこの関係をばらす」と、LINEでしつこく脅迫されるようになってしまったようです。

また職場で2人きりになる機会があると、胸ぐらを掴まれたり、あるときはナイフを突きつけられたりと、脅しは暴力へとエスカレートしていきました。

その後、相手の奥さんに2人のやりとりのLINEが見つかり、相談者は奥さんに会いに行き謝罪。その場には相手の男性も同席し、なんとか示談が成立。すべてが終わったかと思われました。

しかし、その後男性から復縁を迫られ、「復縁しないなら旦那にばらす」と再び脅迫が始まってしまいました。

離婚をしたくない相談者は、この脅迫に怯える日々から抜け出すためにどう対応したらよいのか頭を抱えています。

また相手の奥さんから慰謝料を請求された場合、支払わなければいけないのでしょうか。

相談者は、ココナラ法律相談「法律Q&A」に投稿し、弁護士に回答を求めました。

不倫相手との対立

危険が迫っているため、まずは警察や弁護士に相談を

不倫をした場合、当事者となるのは、”堽僂鬚靴深圈↓不倫相手、I堽僂鬚靴深圓稜朸者、ど堽兪蠎蠅稜朸者があります。

これらの者がどのような対立構造なるかについては、各当事者の立場や関係性により様々です。

,鉢ぁ↓△鉢は不倫相手への請求として対立すること、,鉢、△鉢い鷲徂悗領ズ問題として対立することがよくあります。,鉢△良堽僂靴深堝瓜里砲いては、利害が一致する場合と対立する場合は私の経験上半々程度です。

今回の相談内容としては、不倫が発覚前に,鉢△隆愀犬対立するパターンに分類できます。

まず、不倫相手の行動については、ナイフで脅迫することは、通常の対立の範囲を超えておりますので、すぐに警察や弁護士に相談される方が良いでしょう。

なかなか職場の同僚ということもあり、強く出ることができないという事情があるとは思いますが、相談者の身体生命に危険が生じてからでは遅いです。

警察や弁護士が介入することで、脅迫行為がなくなるということもありえますので、悩まず相談することが大切になります。警察が介入し事件化すると、相談者は配偶者に不倫の事実を知られるのではないかという懸念があると思います。

状況次第ではありますが、事前に警察には配偶者に知られたくない旨の話はした方がよいでしょう。また配偶者に知られる覚悟自体はしておいた方が良いと思います。

,鉢△隆愀犬蓮⇔愛感情だけでなく、その後の事情次第では、恨み、嫉み等様々な感情が複雑に絡まるため、,鉢△対立関係となった場合には特に注意が必要でしょう。

慰謝料の支払義務について

不倫の証拠があれば、相談者に慰謝料の支払義務は生じる

相手の奥さんとの示談において、何を示談したかによりますがち蠎蠅留さんから、”堽僂靴深圓紡个靴動崋嬶狙禅瓩気譴疹豺隋不倫の証拠があれば、相談者に慰謝料の支払義務は生じるでしょう。

具体的に不倫の証拠とは、写真、動画、LINEやメールのやりとり、探偵の調査報告書等が考えられます。

ち蠎蠅留さんから慰謝料請求をしてくることがあれば、早期に弁護士に相談へいくことをお勧めします。

時折、途中まで一人で交渉して、不利な内容を認めた後、その後自分ではどうしようもできなくなり、相談に来られる方がいますが、既に認めたこと等はなかなか覆すことが難しいため、「早期」というのがポイントとなります。

ダブル不倫の結末

[図表1]慰謝料請求の関係図

請求関係

”堽僂靴深圓鉢不倫相手が双方とも既婚者である場合、”堽僂鬚靴深圈↓不倫相手、I堽僂鬚靴深圓稜朸者、ど堽兪蠎蠅稜朸者の4者間の請求関係が発生してくることになります。これがダブル不倫における慰謝料請求の問題です。

,蓮↓から慰謝料請求、いら慰謝料請求、場合によっては△ら求償請求を受ける可能性があります。

また、△廊から慰謝料請求、いら慰謝料請求、場合によっては,ら求償請求を受ける可能性があります。さらに,鉢△対立する場合には、さらなる請求を受ける可能性がありえます(名誉毀損、プライバシー侵害、脅迫等)。

そして、それぞれの夫婦において、離婚するかどうか、婚姻期間の長さ、子の有無、不倫の主導がどちらにあったのか、収入、不倫前の夫婦の円満の程度によって、それぞれの慰謝料額が異なってくるため、その慰謝料額の算定は容易ではありません。また、離婚しない場合で夫婦の財布が一緒の場合には、互いの請求関係が事実上相殺関係になってしまいます。

このように、ダブル不倫は、複数当事者間における各請求権が入り乱れ、それぞれの家庭事情も影響し、非常にややこしい状態が生じてしまいます。

弁護士に依頼すべき?

ダブル不倫で配偶者や相手の配偶者から慰謝料請求されたとき、弁護士に依頼することをお勧めします。

弁護士は”堽僂靴深圓梁緲人となって、相手方(不倫相手、I堽僂靴深圓稜朸者、ど堽兪蠎蠅稜朸者)と交渉を行います。弁護士に依頼することで”堽僂靴深圓蓮⊆分で対応する必要がなくなり、手間も省けますし、精神的にも非常に楽になります。

また、ダブル不倫の場合、請求する側と請求される側が混在するため、自分の知識やインターネットの知識だけでは損をしてしまう可能性もありえます。弁護士に依頼することで慰謝料を相当額に減額することも可能となります。

さらに、弁護士が交渉する場合には、解決の際に合意書を作成しますので、事後的にトラブルが持ち越されることを確実に防ぐことができます。

このように、ダブル不倫でトラブルが生じた場合には、早期に弁護士にご相談ください。