カシージャス、V・バルデスらライバルが豪華すぎたが…… CL、EL、UECL全部出た“40歳”の守護神は今も活躍中
世代の近いところにイケル・カシージャス、ビクトール・バルデスがいたこともあってスペイン代表で守護神になることは出来なかったが、今も豊富な経験を活かしてトップレベルでの戦いを続けている名手がいる。
先日の12月31日に行われたバレンシアとのリーガ・エスパニョーラ第15節で今季リーグ戦初出場を飾ったのは、ビジャレアルでプレイする40歳のGKペペ・レイナだ。
リヴァプールやナポリで活躍してきたレイナは昨夏にビジャレアルへ加入しており、今季はスペイン国王杯やUEFAカンファレンスリーグといったカップ戦を中心に出番を得てきた。40歳と大ベテランの域に入ったが、レイナは今でもトップカテゴリーでの戦いを継続しているのだ。それだけ高い評価を得ているのは見事と言える。
スペイン代表では2005年にデビューを果たしたものの、1歳上に絶対的守護神カシージャスがいた。2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会、EURO2008、2010年の南アフリカ大会、EURO2012、2014年のブラジル大会、さらには2018年のロシア大会でもメンバー入りを果たしたが、EUROとワールドカップは本大会で1試合ずつしか担当出来ていない。それだけカシージャスの存在が大きかったということだ。
さらに2008年から2012年の黄金期ではバルセロナが圧倒的な強さを誇っており、バルセロナの守護神だったビクトール・バルデスも繋げるGKとして評価が高かった。後輩にはダビド・デ・ヘアも登場し、代表ではなかなか出番に恵まれなかった。
それでも実力者なのは間違いなく、それが40歳の今もビジャレアルでプレイ出来ている理由だ。カシージャスのおかげで代表では目立たなかったが、スペインのGK史においてもっと高く評価されるべき名手だろう。