正月の恒例イベントのひとつ「お年玉」。子どもにとっては大きな楽しみであり、大人にとっては出費となりますが、いずれにしろ気になるのが、その金額です。いくらくらいあげればいいのか、毎年悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか。

お年玉の平均金額は、9,455円!

ウェザーニュースが「2022年のお年玉による出費額の調査」を実施。お年玉の出費額について調査をした結果、全国の平均金額は9,455円という結果に。概ね1万円程度、お年玉による出費があるようです。

お年玉の金額トップの県と最も少ない県の金額差は1万円以上!

お年玉の出費額が多い都道府県トップ5
1位 徳島県 1万6,656円
2位 福井県 1万4,333円
3位 鹿児島県 1万3,625円
4位 長崎県 1万3,525円
5位 沖縄県 1万3,019円

都道府県別に見ると、最もお年玉の金額が大きかったのは徳島県で1万6,656円でした。全国の平均金額の1.5倍以上にあたる金額で、太っ腹な親や親戚が多い様子がうかがえます。以下、福井県が1万4,333円、鹿児島県が1万3,625円、長崎県が1万3,525円、沖縄県が1万3,019円と続きました。
ちなみに首都圏を見ると、東京都は35位で8,613円、神奈川県は31位で8,914円、埼玉県は32位で8,814円、千葉県は22位で9,549円でした。千葉県を除き平均金額より少なく、親戚などの集まりが少ないためと考えられます。

お年玉の出費額が少ない都道府県トップ5
1位 岩手県 5,516円
2位 長野県 7,720円
3位 山梨県 7,787円
4位 新潟県 7,789円
5位 福島県 8,010円

お年玉の金額が少ない県も見ると、最も財布の紐が固いのは岩手県で5,516円でした。以下、長野県が7,720円、山梨県が7,787円、新潟県が7,789円、福島県が8,010円という結果に。全国的に、北日本や東日本と比べて西日本の方が、お年玉の出費額が大きい傾向があるようです。

子どもがお年玉を手にして自分で考えて使うことが、お金の大切さを学ぶ機会となり、将来に繋がるでしょう。金額が大きいようであれば、いくらかを預貯金に回し、残りを自由に使うという経験も勉強です。お年玉をあげる側にとっても、もらう側にとっても、実り多いイベントにしたいところですね。