近年、放送内容が問題視されることが多くなっているワイドショー。『スッキリ』(日本テレビ系)が2023年3月で放送終了となることが決定するなど、今やワイドショーは “冬の時代” を迎えているといっても過言ではない。

 そこで本誌はワイドショーに関するアンケート調査を実施。全国の20〜60代の女性500人に、全国ネットで放送されている7番組から「嫌い」「観たくない」と思うワイドショーをひとつ選択し、その理由を答えてもらった。

 では、回答数が最も少なかった番組から順に紹介していこう。

 7位は『ひるおび』(TBS系 10:25〜 MC恵俊彰)で35票。その理由は、

「TBSは反日の番組が多い印象。偏見が多い」(東京都・60代)
「コメンテーターの質に問題があるような気がします」(宮城県・50代)

 番組コメンテーターは、立川志らく、三雲孝江など。

 6位は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系 8:00〜)で38票。

「玉川さんの問題発言が多く、不愉快になることが多かった。今は問題なし」(東京都・30代)
「玉川さんがクビになったから」(神奈川県・50代)
「内容が偏りすぎ。コメンテーターが的外れ」(高知県・30代)

 よくも悪くも、玉川氏次第……。

 5位は『スッキリ』(日本テレビ系 8:00〜 MC加藤浩次)で50票。

「マンネリ化し、内容に新鮮味がない」(東京都・60代)
「芸人が無駄に大勢出ていて、司会がうるさい」(埼玉県・60代)
「司会が好きではない」(栃木県・30代)

 2006年から続く長寿番組。後継番組はまだ決まっていないようだ。

 4位は『めざまし8』(フジテレビ系 8:00〜 MC谷原章介)で57票。

「谷原さんは情報番組に向いていないのでは」(新潟県・30代)
「コメンテーターの発言にイラつくことがある」(東京都・50代)
「コメンテーターが好きではない」(石川県・60代)

 橋下徹氏や社会学者の古市憲寿氏、国際政治学者の三浦瑠麗氏など、ときにトガった発言をするコメンテーターが多い番組。両刃の刃なのか。

 3位は『大下容子 ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系 10:25〜)で61票。

「司会のアナウンサーがいい年なのに若作りがすぎる」(北海道・50代)
「難しい話題ばかり取り上げているから」(長野県・30代)
「なんとなくエンタメ感が少ない印象」(青森県・40代)

 ちなみに大下容子アナ、52歳。役員待遇のエグゼクティブアナウンサーです。

 2位は『ゴゴスマ〜GO GO Smile!〜』(TBS系 13:55〜 MC石井亮次)で77票。

「この時間は『ミヤネ屋』を見ます」(新潟県・50代)
「司会の方の話し方が苦手です」(宮城県・30代)
「内容的におもしろいと思わない」(東京都・20代)

 そして1位は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系 13:55〜 MC宮根誠司)。182票(およそ3人に1人)を集め、2位『ゴゴスマ』を100票以上引き離す圧勝だった。

「宮根誠司が好きじゃない」(東京都・20代)
「宮根さん、エラそうになってしまったから」(奈良県・60代)
「宮根さん、最初は良かったけど、だんだん話し方がきつく感じることがあって、嫌になりました」(愛知県・30代)
「司会者のエラそうな物言いが苦手なので」(40代・栃木県)

 などの意見が多く、なんと112票が宮根氏を理由に『ミヤネ屋』を「嫌い」「観たくない」と回答する結果となった。かつて「嫌いなアナウンサーランキング」で1位を獲得したこともある宮根氏。アクの強さはますます増しているようだ。

 ただし、2位『ゴゴスマ』が嫌いという理由には「『ミヤネ屋』の方がおもしろいから」という意見も複数。視聴率でも激戦を繰り広げている両番組だけに、“午後のワイドショー戦争” はまだ続きそうだ。