先制ゴールを決めたメッシ【写真:ロイター】

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代表通算1000試合目出場で“股抜き弾”

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は3日(日本時間4日)、決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンがオーストラリアに2-0で勝ち、準優勝だった2014年ブラジル大会以来2大会ぶりの8強入りを決めた。前半35分にFWリオネル・メッシが先制ゴール。自身通算1000試合目というメモリアルゲームで勝負強さを見せた。9日(同10日)の準々決勝ではオランダと対戦する。

 ただ一点だけを見据えて打ち抜いた。グループリーグ初戦のサウジアラビア戦こそ不覚をとったものの、その後は2連勝と調子を上げてノックアウトステージの戦いに突入したアルゼンチン。この日のオーストラリアは守備ブロックを作り、メッシがボールを持つと厳しいチャージを仕掛けるスタイルだったが、“神の子”は包囲網を難なく突破した。

 前半35分、マックアリスターの縦パスをオタメンディがワンタッチで落とす。そこに反応したメッシは左足一閃。オーストラリアDFの股下を抜いたシュートでゴール左隅に流し込んだ。米大手スポーツ専門局「ESPN」によると、メッシはこの試合が自身通算1000試合目の出場というメモリアルゲーム。記念すべき試合を自らのゴールで祝った。

 アルゼンチンは1点リードで迎えた後半12分にも追加点。自陣でパス回しをするオーストラリア守備陣に激しいチェックで追い込み、GKへのバックパスをデパウルとアルバレスの2人がかりでプレス。GKのタッチミスを誘い、最後はアルバレスがボールを奪って無人のゴールに流し込んだ。

 同32分、オーストラリアFWグッドウィンの左足シュートがカバーに入ったアルゼンチンMFフェルナンデスに当たってオウンゴールを献上すると、その後もピンチの連続。それでもアルゼンチンは最終ラインを中心に懸命の守備を見せて同点ゴールは許さなかった。

(THE ANSWER編集部)