『窓際のスパイ』ゲイリー・オールドマン、人を辱める演技が楽しい!?

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クリストファー・ノーラン監督によるバットマン映画3部作のゴードン役や『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役で知られ、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたゲイリー・オールドマン。現在Apple TV+のサスペンスドラマ『窓際のスパイ』に主演している彼が、演技で人を辱めるのが楽しいと発言した。米Entertainment Weeklyが報じている。

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辛辣な一面は新シーズンも健在!

本作は、英国のミステリー作家ミック・ヘロンによる人気シリーズを元にしている。今年4月より配信されたシーズン1は2010年に発表された原作シリーズ1作目「窓際のスパイ(原題:Slow Horses)」に沿っており、MI5の落ちこぼれエージェントたちが危険分子から英国を守るダークでユーモラスなスパイドラマだ。ゲイリーはチームのリーダーであるジャクソン・ラムを演じている。

当初から2シーズンの製作が予定されており、今年6月にはシーズン3・4も作られることが決まった本作。主演のゲイリーによれば、今月2日より配信開始のシーズン2は、冷戦時代の老スパイ、ディッキー・ボウの死で幕を開ける。ディッキーは自然死と見なされるが、ジャクソンは裏で何か悪いことが起こっていると疑い、仲間を集めて調べ始める。その調査の一環として、ジャクソンはリバー・カートライト(『戦争と平和』のジャック・ロウデン)に潜入捜査をさせる。

ゲイリー演じるジャクソンは、部下たちに面と向かって「お前たちは役立たずだ」などと言う辛辣なキャラクター。今年初め、ショーランナーのウィル・スミス(同名俳優とは別人。『官僚天国 〜今日もツジツマ合わせマス〜』)は、ジャクソンがシーズン1に続いて新シーズンでも部下に不快な思いをさせると述べていた。そのようなキャラクターを演じることについて、ゲイリー本人は以下のように語っている。

「まあ、そうだね。ジャクソンは意図的にゲーム感覚で人と対立し、相手を公然と辱めるので、非常に辛辣で残酷になることがある。それを演じるのはとにかく楽しいよ。脚本に書かれているセリフを読んで、これを言った時の(相手である)ジャック・ロウデンの表情を想像すると楽しみで仕方がないんだ!」

対して、リバー役のジャックは潜入捜査を任されたことについて、「彼は自分の得意分野であり、自分がやるべきと思うことを任されたんだ。自分の能力を証明する機会が与えられるのは素晴らしいことだね」と満足げに述べている。

ゲイリー、ジャックのほかには、クリスティン・スコット・トーマス(『イングリッシュ・ペイシェント』)、クリス・ライリー(『THE HEAD』)、フレディ・フォックス(『ホワイトハウス・ファームの惨劇〜バンバー家殺人事件〜』)、サスキア・リーヴス(『刑事ジョン・ルーサー』)、ロザリンド・エリーザー(『Harlots/ハーロッツ 快楽の代償』)などがシーズン1に引き続き出演する。

『窓際のスパイ』はApple TV+で独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly