次期型「ロードスター」!? マツダの新「ビジョンスタディモデル」世界初公開に期待の声! 2030年までに登場の可能性あり?

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「次期型ロードスター」?「次期型RX-7」?憶測飛び交う新「ビジョンスタディモデル」

 マツダは、2022年11月22日に「カーボンニュートラルに向けた取り組み」「電動化戦略」など4項目から構成される「中期経営計画のアップデートと2030年に向けた経営の基本方針」を発表しました。

 これにあわせて、2ドアクーペのコンセプトモデル「ビジョンスタディモデル」の画像および動画を初公開しましたが、このクルマについてSNSなどでさまざまな意見が飛び交っています。

世界初公開された「ビジョンスタディモデル」

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 マツダは、「中期経営計画のアップデートと2030年に向けた経営の基本方針」において、「カーボンニュートラルに向けた取り組み」「電動化戦略」「人とITの共創によるマツダ独自の価値創造」「原価低減活動とサプライチェーンの強靭化」という4点について今後の具体的な取り組みを説明しました。

 特に電動化戦略については、マツダは2030年時点のグローバル販売におけるEV比率が25%から40%になると想定したうえで、2030年までの期間を3つのフェーズに分けて電動化に対応するとしています。

 第1フェーズでは、既存資産であるマルチ電動化技術を活用し、魅力的な商品と環境負荷の低減を両立。このフェーズではラージ商品群「CX-60」に続き「CX-70」「CX-80」「CX-90」を投入し、プラグインハイブリッドやディーゼルのマイルドハイブリッドなど環境と走りを両立する商品で収益力を向上させる算段です。

 第2フェーズでは、新しいハイブリッドシステムを導入するとともに、電動化が先行する中国市場においてEV専用車を導入するほか、グローバルにバッテリーEVの導入を開始。第3フェーズでは、バッテリーEV専用車の本格導入を進めるとともに、電池生産への投資などを視野に入れるとのことです。

 今回の発表にあわせて、初公開された「ビジョンスタディモデル」が、前述のEV専用車に相当するのかどうかなど、詳細は公開されておらず不明です。

 画像・映像で公開されたエクステリアは、どこか「ロードスター」を思わせるシンプルでスポーティなフォルムに、マツダが過去に公開した「RXビジョン」を連想させるフロントグリルやリトラクタブルライトのような“開閉式”であることを伺える飛び出したヘッドライトが確認できます。

 また、Aピラーを含むフロントウィンドウの枠がルーフから独立しているような形状をしており「オープンモデル」であることが推察出来ます。

 さらにリアでは、片側2連の赤いテールライトが、「RXビジョン」を想起させるほか、テールライトにの間には新型「プリウス」のように堂々とした「MAZDA」の文字のエンブレムが装着されています。

 ドアには、おおよそ市販モデルでは現実的でないスーパーカーのような「シザーズドア」を採用していることやドアミラーがとても細いことから「カメラ式」であることもうかがえます。

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 この「ビジョンスタディモデル」についてSNSなどではさまざまな意見が集まっています。

 一番多く見られるのは、「とにかく美しい」「ボディラインが素敵」「カッコイイ」などそのデザインに対する称賛の声です。

 また「次期ロードスター?」「RX-7か」「現代版コスモスポーツのよう」など、マツダの過去に登場した名車の次期型なのではないかと推察する人もいます。

 さらに「早く発売して」「楽しみ」といった発売を求める声も多くあり、その後の動向に期待がかかっている様子もうかがえます。

 一方で「リトラは安全性が確保できないのと、空力性能悪化につながるので、当然量産車採用はない」「EVかな‥」「(市販化されず、バーチャルなレースゲームの)グランツーリスモ専用車だけにはならないで欲しいな」など冷静な意見も多く見られました。

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「ビジョンスタディモデル」についてさまざまな意見が飛び出しましたが、一部「つまり、RXビジョンは量産しないのか、残念」といった、新しいコンセプトが出たことで過去に登場が期待された「RXビジョン」はもう出ないのかという点に絶望感を覚える意見もありました。

 この「ビジョンスタディモデル」が具体的に何を意味するのか公開されていませんが、前述の通り、同時に発表された中期経営計画では、「電動化が先行する中国市場においてEV専用車を導入するほか、グローバルにバッテリーEVの導入を開始」と発表されており、ここで言うEVに「ビジョンスタディモデル」のようなモデルが含まれている可能性もあります。

 となれば2030年頃までの登場が期待できますので、今後のマツダの動向から目が離せません。