リコーは11月30日にモバイルディスプレイ「RICOH Portable Monitor 150BW/150」を発売します。タッチ操作対応の15.6インチ有機ELディスプレイを搭載する薄型・軽量のモバイルディスプレイで、USB Type-Cケーブルで接続するモデル(150)と、バッテリー搭載でワイヤレス接続に対応するモデル(150BW)をラインアップします。

最薄部は厚さ4.8mm。重量は「150」が約560g、「150BW」が約715g。背面には約75°〜約16°で角度が可変なスタンドを搭載します。最大解像度は1920×1080。

スタンドは縦置きにも対応。縦置きの場合は70°の角度で固定になります。

2基のUSB-Cポートは、背面のへこんだ部分に搭載するのがポイント。ケーブルをつけたままで収納や持ち運びができる他、側面にケーブルをつないで干渉することがないため、ノートPCの左右どちらにも、ぴったり隣接させて使うことができます。

専用のスタイラスペンによる手書き入力に対応。有線接続の場合、手をパネルにつけたままで書いてもペン先のみに反応するパームリジェクション機能が利用できます。

「150BW」は3740mAhのバッテリーを内蔵し、フル充電で約3時間の連続使用が可能。MiracastによりPCやスマートフォンとワイヤレスで接続できます。最大2台のデバイスに同時接続が可能で、PCとスマートフォンに同時に接続して画面分割で表示することもできます。

ワイヤレス接続に対応する150BWは特に、打ち合わせや会議の場でディスプレイを手渡しして確認してもらったり、書き込みをして見てもらうなど、情報共有や共創を実現するコミュニケーションに利用できるのが最大の特徴。同社は「ハンドアウト型ディスプレイ」と呼んで、その特徴を表現しています。

製品のプレゼンテーションの際にも、PowerPointに手描きでアンダーラインや丸を描いて強調する使い方を実演していました。

150BWでは、無償提供する専用アプリケーションにより、最大5台までのディスプレイにミラーリングの同時接続が可能。強力なプレゼンテーションツールとして活躍しそうです。

発売時はリコーの販売店からの販売のみで、価格はオープン。想定価格は150BWが7万円台とのこと。一般向けの販売も期待したいところです。