逆転ゴールを決め祝福を受ける浅野拓磨【写真:Getty Images】

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カタールW杯初戦、ドイツに勝利

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は23日、グループリーグで日本―ドイツ戦が行われ、日本は2-1で勝利。格上の強豪を相手に、衝撃の逆転劇を演じた。1点を追う後半、途中出場の堂安律、浅野拓磨が続けて得点。大金星に海外記者も驚愕した様子で、「W杯もう1つの番狂わせ!」「衝撃的だ」と反応した。

 日本が4年に一度の大舞台で、世界を驚かせた。前半、GK権田が相手を倒してPKを献上し、1点を先取された日本。後半に入ると、森保監督は積極的に選手交代。すると後半30分、左サイドから三笘が切り込み、スルーパスに南野が反応。中央に折り返したボールをGKノイアーが弾くが、これに堂安が反応。冷静に左足で押し込み、同点ゴールで歓喜を爆発させた。

 さらにその8分後、自陣からのFKから板倉がロングボールを送ると、抜け出した浅野がスピードに乗った。ペナルティエリア右まで運び、角度のないところからシュート。これがニアサイドに決まり、逆転に成功した。

 ツイッター上の海外記者も日本の勝利に即座に反応した。英公共放送局「BBC」系列のナイジェリアメディア「BBCニュース・ピジン」のツンデ・オソンサヤ記者は「日本がW杯でドイツを破るのはこれが初めて。彼らにとって歴史的な勝利となった」と報じ、英衛星放送局「スカイスポーツ」の解説員、スタットマン・デーブ氏は「日本は2得点を挙げたが、どちらも控え選手から。控え選手のゴールが100%というのは、日本だけである。衝撃的だ」と驚きを記した。

 米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のベン・ジェイコブズ記者は「W杯もう1つの番狂わせ! ブンデスリーガの選手がドイツ撃破に導いた」と称賛。前日は同じアジアのサウジアラビアが、優勝候補のアルゼンチンに逆転勝ち。ブンデスリーガに所属する選手が多い日本代表が、ドイツを破った衝撃を伝えた。

(THE ANSWER編集部)