高木豊氏(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

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プロ野球横浜ベイスターズ、日ハムで活躍した高木豊氏(64)が2022年11月17日にユーチューブチャンネルを更新し、来年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーを独自予想した。

「大谷をピッチャーで使うのか野手にするのか...」

日本代表は11月5日から日本ハム、巨人、オーストラリアを相手に計4試合の強化試合を行い全勝した。1次ラウンドで日本が属するプールBは韓国、オーストラリア、中国、チェコ共和国で構成され、23年3月9日から東京ドームで試合が行われる。

高木氏は17日にインスタグラムでWBC出場の意思を表明した大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(28)を筆頭に12人の投手を選出した。

ダルビッシュ有(パドレス、36)、山本由伸(オリックス、24)、宮城大弥(オリックス、21)、今永昇太(DeNA、29)、戸郷翔征(巨人、22)、高橋宏斗(中日、20)、大勢(巨人、23)、千賀滉大(ソフトバンク、29)、栗林良吏(広島、26)、湯浅京己(阪神、23)、佐々木朗希(ロッテ、21)らを選出した。

大リーグで二刀流として活躍する大谷については「大谷をピッチャーで使うのか野手にするのか。時期的に3月。まだ肩が本調子でないとかそういうことになったらバッターになる。ただバッターになるとまた弾かれる人間がいるしピッチャーだったら補充しないといけない。とりあえずピッチャーの方で入れた」と説明した。

先発の候補には今永、ダルビッシュ、山本、宮城の名を挙げ、これまでの実績を考慮して抑えに栗林、セットアッパーを大勢とした。ただ、栗林の疲労度によって大勢が抑えに回る可能性にも言及した。

「佐藤はもう少し自分磨きをしてほしい」

捕手は今オフ西武からフリーエージェント(FA)でオリックスに移籍した森友哉(27)、甲斐拓也(ソフトバンク、30)、坂倉将吾(広島、24)の3人を選出。内野手は村上宗隆(ヤクルト、22)、山田哲人(ヤクルト、30)、牧秀悟(DeNA、24)、源田壮亮(西武、29)、坂本勇人(巨人、33)、浅村栄斗(楽天、32)を選出し「かっこで菊池(広島)」と付け加えた。

高木氏は内野手として強化試合に出場した巨人・岡本和真(26)と阪神・中野拓夢(26)を選出しなかった理由についてそれぞれ説明した。

岡本については「(守備が)1塁、3塁でしょ。村上がいるでしょ、1、3塁で。牧もいる。浅村もいる。そうなってくると岡本も良い働きをしたけどもね」とし、中野に関しては「ちょっと非力なんだよ。(相手が)投げてくるボールも重いから。だから弾き返すとすれば多少パワーがないとちょっと無理だなと」と説明した。

外野手は大リーグ・カブスの鈴木誠也(28)、塩見泰隆(ヤクルト、29)、柳田悠岐(ソフトバンク、34)、吉田正尚(オリックス、29)、近本光司(阪神、28)、近藤健介(日本ハム、29)を選出し、ポスティングによる大リーグ挑戦を表明している吉田が出場できない場合は、周東佑京(ソフトバンク、26)を選ぶとした。

強化試合3試合にライトで先発出場した阪神・佐藤輝明(23)を外した理由について「(好不調の)波が大きい。ベストが当たればすごいけれどもバッティング技術という面では選んだ人たちよりちょっと下がる。もう少し自分磨きをしてほしい」と説明した。