カタールでは違法も…あのW杯参加国が「性的マイノリティ擁護」活動

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20日に開幕を迎えるワールドカップ2022。会場となるカタールでは、同性愛が法律で禁止されている。

しかしながら、この大会に参加するアメリカ代表チームはそれに反するようなテーマを使用しているようだ。

『Reuters』によれば、トレーニング施設や記者会見場には、虹色に彩られたアメリカ代表のエンブレムが描かれているそう。

これは2020年に採用された「Be The Change」というキャンペーンの一環であり、社会正義の問題に対する行動を促すという目的を持っているもの。

虹色のカラーはLGBTIQ+(性的マイノリティー)を支持する意味を持っており、それをカタールでも掲げている。

月曜日に行われた記者会見ではこのカラーに対する質問も出ていたそうだが、それに対してGKのショーン・ジョンソンが以下のように話していたという。

【動画】虹色のモチーフを使い続けることを宣言したショーン・ジョンソン

ショーン・ジョンソン

「我々は包括性を信じるチームだ。そして、我々はそれを今後も計画し続けるだろう」

なお、試合においては虹色のモチーフが描かれているキットを使うことはないとのことだが、カタールにおいて違法とされる同性愛を支持するものを示すという点で話題を集めているようだ。

アメリカのグレッグ・バーハルター監督も以下のように話しているとのこと。

グレッグ・バーハルター

「我々は社会問題に注目したいと思っている。それはアメリカでのみならず、海外でもそうである。

カタールは長い道のりを歩んできたし、多くの進歩があったことは認識しているが、やるべきことはまだ残っている」