11月10日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、同局社員の玉川徹氏が出演した。

 玉川氏は、国葬に関する事実誤認発言で謹慎処分を受け、10月19日の番組で謝罪。翌20日には旧統一教会の問題で弁護士を取材し、出演していた。この日はそれ以来となる、21日ぶりの番組生出演だった。

 この日の玉川氏の取材テーマは「何を求めて日本にやってきたのか」。成田空港で外国人を取材したVTRを中心とした放送だった。玉川氏は取材のまとめとして、

「僕は徴兵も戦争もないような日本のありがたみを今回すごくわかったし、この3つ(安全で高品質な医薬品、アニメ、平和・安全)どれも、このまま努力せずに持ち続けられるものでもないだろうと思った。

 いま、高齢者の医療負担も増やそうとしているし、アニメは職場環境がブラックだということで、韓国や中国にどんどんアニメーターが流出するような状況にある。

 それから、日本の安全。いま(防衛費を)GDP比2%にしようという話が出てますけど、このままで日本は平和を守っていけるのか」

 と語った。ネットでは、

《玉川さん、言葉を選ぶ感じで、ソフトに伝えていたけど、とても有意義な内容だった》

《今回のように現場から分かる日本の良さを知る穏やかな企画、そのなかにもこれからの日本を考えさせるものがあり、とても勉強になりました》

 と、玉川氏の出演を喜ぶ声が多数あり、相変わらずの人気の高さが伺える。ただその一方では、

《玉川さんが「youは何しに日本へ 」をやってるよ 何なのこの毒抜き感…》

《視聴者からは、政治などのもっと尖った取材が求められているんじゃないの?なんか、観ていて、辛いわ!》

《あんな玉川徹さんが見たいわけじゃない 角の取れた玉川は出ない方が良い》

《なんか素直なおじさんに変化した感じ》

 と、「物足りなさ」を感じた人も少なくない。次回、玉川氏がどのようなテーマで出演するのか、注目だ。