2019年の『NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んでいたKing&Princeの5人。左から郄橋海人、岸優太、平野紫耀、永瀬廉、神宮寺勇太(写真・田中昭男)

 新しい週を迎えても、そのショックは癒えない……。

 11月4日、ジャニーズ事務所が発表した、「King&Prince(キンプリ)」メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人の退所。

 3人は2023年5月22日をもって、グループを脱退する。平野と神宮寺は脱退と同時にジャニーズ事務所を退所し、岸も2023年秋に退所する。

 残る郄橋海人、永瀬廉はジャニーズに残り、「King&Prince」として活動を続けるという。

 今回の発表は、23時過ぎという夜の深い時間におこなわれた。直後、マスコミ業界に携わる関係者は本誌にこう語っている。

「今回の23時過ぎの発表というのは、驚きました。先日の滝沢秀明氏のジャニーズ事務所退社の際もそうでしたが、新聞朝刊の時間帯に“情報解禁”となることが非常に多いんです。今回の発表は、異例の形だったと思います」

 別の理由から「脱退情報」を信じられなかったマスコミ関係者もいた。

「キンプリは、ジャニーズの中でもダントツの仲のよさを誇っていたんです。

 最近では、10月9日に決勝がおこなわれた『F1日本グランプリ』に、キンプリメンバーが来場したのですが、その現場には、2021年3月末にグループを脱退、事務所を退所した岩橋玄樹君がいたんです。サーキット場から見上げて、スタンドにいる岩橋君を見つけるなり、5人は手を振って岩橋君を含めた“自撮り”をしようとしたり、後には6人で写真撮影をしたりしていたほど。

 もともと、デビューの際にも平野君が『6人一緒にデビューしたい』と、ジャニー喜多川さんに直談判したのは、有名な話です。なので、キンプリがバラバラになるとは、まったく思えなくて……」

 金曜日の深夜に駆けめぐった、キンプリ3人の脱退発表。「ティアラ」と呼ばれるキンプリファンたちの悲鳴は、まさに“絶望の月曜日”を迎えているようだ。

《この会社入って休んだのは今回入れて2回目です。1回目は去年、キンプリのライブの為にお葬式と言ってズル休みしました。そして今日もまたキンプリです》

《キンプリの件がショックすぎて土日 寝込んでた 出勤したくない、、、》

《世の中は普通に月曜が訪れてて、いつも通りの人通り、だけどニュースやツイートでキンプリのことを見るとやっぱり本当だったんだ、悪い夢じゃなかったんだって思いながら通学してる自分がいる。現実味がでてきて泣きそうになりながら学校に向かってる》

 滝沢秀明氏の退任など、“天変地異”が起こりつづけるジャニーズ事務所。ほかのグループのファンたちの、胸中はいかに……。