同僚のニック・マルティネスと意見交換を行うパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】

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元ホークス・マルティネスは2回無失点、元阪神スアレスは1回1失点

■パドレス 8ー5 フィリーズ(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間20日・サンディエゴ)

 ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦が19日(日本時間20日)に行われ、パドレスは本拠地でフィリーズに4点差逆転勝ち。対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。試合後、ダルビッシュは報道陣の取材に応じ、「もちろん良かったですね。昨日はいい右投手に抑えられたところで。今日は打っているところを見せられて、チームとして良かったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 先発スネルが2回に4失点したが、ドルーリー、ベルの2者連発で2点差に。5回にはソトの同点適時二塁打、ドルーリーの勝ち越し2点打など6安打5得点で一気に逆転した。投げては2番手の元ソフトバンク・マルティネスが2回無失点、3番手の元阪神・スアレスが1回1失点に抑えて逃げ切った。

 ダルビッシュは「ニック(マルティネス)、スアレスが出てくると、すごく安心しました。スアレスはストライクゾーンにバンバン入れたら打たれないというのは分かります。ニックももちろん球はいいんですけど、勉強もちゃんとしているので、変な球を投げないというのがあるから、監督からしてもすごく安心できるんだろうなという感じがしました」とNPBを経験した救援陣を称えた。

 ダルビッシュは前日18日(同19日)の第1戦では7回2失点と好投したものの、今プレーオフ初黒星。一夜明けたこの日は約10分間のキャッチボールで軽めの調整を行った。いつも通りに、アップシューズを履き外野の芝の上で軽やかなフォームで、相手役のサマービル戦略コーチのミットに投げ込んだ。終了後は、マルティネスと投球動作を交え、意見交換を行うなど、終始リラックスした表情だった。(木崎英夫 / Hideo Kizaki)