撮影:堀勝志古

1983年、東京・西新宿で初演を迎え、日本初のロングラン公演を実現させた歴史的名作『キャッツ』が、7月18日(月・祝)より、21年ぶりに、名古屋四季劇場にて上演中!皆さんすでにご覧になりましたでしょうか??

過去に名古屋では、テント式仮設劇場や、新名古屋ミュージカル劇場で公演が行われてきましたが、名駅南にある「名古屋四季劇場」での『キャッツ』の公演は今回が初めて。

物語の舞台は都会のゴミ捨て場。猫の視線に合わせて作られた巨大なゴミのオブジェの数々が、舞台や客席に設置され、まるで猫の世界に迷い込んだかのよう。

またゴミのオブジェの中には、公演地ごと、その土地ならではの“ご当地ゴミ”が設置されています。どんなゴミが隠れているか、劇場を探検するのも楽しみの一つです。

舞台監督・村田舟さん、舞台美術家・土屋茂昭さんが語る『キャッツ』の魅力

(左)舞台監督・村田舟さん、(右)舞台美術家・土屋茂昭さん

村田:『キャッツ』は、客席に足を踏み入れた瞬間から、まるで自分が猫になったかのような感覚が味わえる空間を目指して舞台設計をしています。中でも舞台と客席に飾られているゴミのオブジェは、猫の目線を意識したサイズで作られていて、実際の3~5倍のサイズとなっています。また、今回の名古屋公演では、両サイドの一部客席を撤去して、舞台セットを設営。様々な部分に穴が開いており、それは猫の出入り口となっています。約50の穴があり、中には驚くような場所から猫が出てくることもあるので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

名古屋四季劇場 2階席から見た客席内の様子

『キャッツ』の舞台装置は、劇団四季の作品の中でも最大規模だそうで、トラック55台分のセットが搬入されたという。その迫力をぜひ劇場で体感してほしいと語りました。

土屋さんが手にしているのが、四葉のクローバーです。

土屋:ここにある約2000ものゴミのほとんどが、それぞれの持ち主にとって思い入れのある「1点もの」のゴミをイメージしています。ゴミの中にお客様ご自身の思い出や記憶をたどれるものがないか探していただけると、新しい発見があると思います。

また、劇場のどこかに一つ、四葉のクローバーがあります。毎日場所が変わりますので、見つけて幸せになってもらえたらと思います。

思い出に包まれたこの劇場空間。土屋さんのオススメは、2階席の前方だそう。舞台全体の至る所を見渡して、たくさんの発見をしてみて。

1983年の初演時より舞台を見守り続けているというパンダのぬいぐるみ

金のシャチホコや、マナカなど、名古屋にちなんだゴミも約20点設置されています。至る所を見渡しながら、名古屋公演ならではの舞台セットを体感して。

動く舞台装置も見どころの一つです!!

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イベント名:『キャッツ』名古屋公演

開催場所:名古屋四季劇場

開催期間:ロングラン上演中

料金:【S席】大人9,900円~、子供(ファミリーゾーン)4,950円~ 【A席】大人8,250円~、子供(ファミリーゾーン)4,125円~ 【B席】6,050円~ 【C席】2,750円~ ※子供:3歳以上小学校6年生以下対象 ※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)、2歳以下入場不可(有料託児サービス有) ※公演日程により料金が異なります

公式サイト:https://www.shiki.jp/applause/cats/