先週デンマークのマルグレーテ2世女王が来年1月1日から4人の孫の称号と敬称を取り消すと発表した。次男のヨアキム王子の4人の子どもたちが該当する。これに対してヨアキム王子は大反発。「発表の5日前に聞かされた」「子どもたちのアイデンティティが奪われる」とマスコミに発言。発表されてからは女王とも兄のフレデリック皇太子とも話をしていないと暴露していた。妻のマリー妃も女王は自分たちと話し合いの機会を持たずに決めたとインタビューでコメント。ヨアキム王子の長男で、実際に称号を取り消されるニコライ王子も「ショックを受けている」「なぜこのようなことが起きるのか混乱している」と語っていた。

この次男一家の反応に対して女王が声明を発表した。「女王として、母として、祖母として決断を下しました。しかし母として、祖母としては私の次男とその家族が感じる影響の大きさを過小評価していました。この決定は多大な影響を与えるものでした。その点では謝ります」。

しかし称号取り消しの決定を撤回するつもりはないという。「在位50年を迎えると過去を振り返るのと同様に今後を見据えるのも自然なことです。常に時代に合わせて王室の姿を変えていくことが女王としての私の義務であり願いでもあります。時には難しい決断を迫られることもあります。そのタイミングを見極めるのはいつでも難しいものです」。王室のスリム化は君主制の将来のために必要なものだと強調している。

「私にとって子どもたち、その妻たち、孫たちが喜びであり誇りであることは誰も疑わないはずです。今は家族としてこの状況を打開するために平和を見出せることを望んでいます」とも。この声明にヨアキム王子はまだコメントしていない。家族の中で話し合いが進んでいるのか、それとも没交渉が続いているのか、次の動きに注目が集まっている。