CBS MarketWatchによると、米財務省のトニー・フラット報道官は7日、ヘンリー・ポールソン財務長官が今秋に中国当局者と人民元改革などについて協議することを明らかにした。フラット報道官は、具体的な言及を避けたが、9月13−20日にシンガポールで開かれる世界銀行・IMF(国際通貨基金)の年次総会などで意見交換する可能性がある。

  ポールソン長官は、中国は、より柔軟な為替政策を採用する必要があるとの認識を表明する一方、強いドル政策も主張している。フラット報道官は、人民元相場について、「一定の水準」までの単純な切り上げを求めているのではなく、それ以上の為替政策の変更を求めていると改めて強調した。米政府は、中国に外資系金融機関の業務の簡易化も促している。【了】