米Amazonは9月29日、球形スマートスピーカー「Echo Dot」シリーズの新製品を発表した。再設計されたオーディオ機能を載せた新たな「Echo Dot」や「Echo Dot with Clock」などが登場している。Echo Dotの価格は49.99ドル、Echo Dot with Clockの価格は59.99ドルの見込み。いずれも国内発売は未定だ。

Echo Dot第5世代モデル

「Echo Dot」第5世代モデルの米Amazon販売ページ

新しい「Echo Dot」シリーズの大きな特徴の1つが、Amazonが2019年に買収した米eeroのWi-Fiエクステンダー「eero built-in」を組み込み、対応するeeroのWi-Fiルータと利用することで、Wi-Fiのカバレッジを拡張できる機能を持たせた点だ。なお、eero公式サイトによると、eero Built-inは米国およびカナダで利用可能だとしている。

球形の本体は変わらず、内部に1.73インチスピーカーを内蔵。また、Alexaを使う体験を向上させる新たなセンサーを内蔵している。人の動きを検出するモーションセンサーや、室内の温度を測るセンサーにより、関連するスマートホームデバイスを稼働。例えば人が部屋に入ったときに自動で照明を点けたり、室内の温度に応じて自動で空調を稼働させたりできる。

加速度計も追加され、新しいタップジェスチャーで音楽の一時停止と再開、タイマーの解除、通話の終了、スヌーズ設定といった操作を行えるようになった。本体サイズは100×100×89mm、重さは304g。背面からは3.5mmラインアウトが省かれている。

Echo Dot with Clockは、通常のEcho Dotと同じ形と機能を備えるが、前面にLEDディスプレイを備え、時間や天気、アラームといった情報を表示できる。このほか、子ども向けのEcho Dot Kidsでは、新たにふくろうとドラゴンのデザインが追加された。