045_授乳_水戸さゆこ

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授乳に関する悩みを抱えたことがないママは、もしかしたらほとんどいないのではないでしょうか。それくらい“授乳”はママたちにとってとてもハードルが高く、悩みが尽きないもの。「母乳が出ない」という悩みはよく聞きますが、中には「母乳が出すぎる」という悩みもあります。先日ママスタコミュニティには、生後3ヶ月の息子さんを持つママから母乳に関する悩み相談がありました。

『完母です。母乳過多で左が特に過多です。今のところひどい乳腺炎にはなってませんが、しこりになったり朝起きたら毎朝パンパンだったりでしんどいです。息子が母乳の勢いに盛大に吐いたりむせたりしてるのを見てると、辛すぎて「早く母乳をやめたい」としか思いません。乳腺炎になったわけでもないのに、毎日辛くて育児が楽しくないです。私は弱い母親です。こんな理由で断乳した方はいますか?』

完全母乳で息子さんを育てている投稿者さん。母乳がよく作られる体質のようで、しこりや張りに苦しんでいる様子。また息子さんが飲む際に、たくさん母乳が出てしまって苦しそうな姿を見るのが辛いのだとか。「育児が楽しくないから母乳をやめて断乳したい」という投稿者さんに、先輩ママたちが寄せたアドバイスとは?

もう少ししたら赤ちゃんの飲む量も増えて楽になるかも!

『赤ちゃんの飲む量が増えてきたらかなりマシになってくるはず。私は何回も乳腺炎になりました。高熱が出て辛かったですが、母乳外来に通ったり自宅で搾乳したりタオルに少しだけ絞ったりして、なんとか乗り切りました』

『あと少ししたら落ち着くと思うよ。私も生後3、4ヶ月くらいですごく楽になったから』

投稿者さんと同じように母乳過多で悩んでいたママから、実体験に基づく具体的なアドバイスがたくさん寄せられていた今回の投稿。投稿者さんはまだ産後3ヶ月ということもあり、今はまだ作られる母乳の量と赤ちゃんが飲める量のバランスが整っていないために、過剰に母乳が作られてしまっている可能性もあります。今から赤ちゃんの成長に伴って飲む量が増えれば、パンパンに張ったりしこりができたりといった状況も改善されていくかもしれません。そのため「あと少しで落ち着くかもしれないからもう少し頑張ってみたら?」という意見がありました。実際に母乳過多だったものの、4ヶ月くらいで楽になったママからのコメントもあります。投稿者さんも「あと少し」と思うと精神的にも救われるのではないでしょうか。

『母乳出るときの最初の勢いは母乳パットで出してから飲ませてる? ある程度母乳パットに出してから飲ませたら赤ちゃんは楽だとおもうよ』

『電動の搾乳機に何回も助けられたよ。よく出る人は断乳のときもパンパンになるから自分の手だけじゃ追いつかない。私は母乳過多だったしほんと救われた』

また息子さんが飲み始めるときに、最初の母乳の勢いでむせたり吐き出したりしてしまうという点に関しては、「最初の母乳はタオルにしみ込ませたり軽く絞ったりしてみて」というコメントがありました。お腹が空いておっぱいをほしがっている赤ちゃんを前にすると、すぐに飲ませてあげたくなりますがそこはいったん我慢。パンパンに張っているおっぱいから勢いよく出る母乳は、少し絞るなどして勢いを落ち着かせることで、息子さんもむせることなく飲んでくれるかもしれません。また手だけでは時間もかかりますし、絞る量も多くて手が疲れてしまいます。必要に応じて搾乳機を活用するなどして、できるだけ投稿者さんの負担にならない方法を試してみるといいですね。

断乳しても辛いことはある!とにかく楽な方法を選んで

『断乳するとしても結局数日はパンパンで辛いよ? カチコチで横向けないくらいになる。断乳する過程も辛いからそこは心しておかないと後悔するかもしれないし「よかったー」と思うかもしれないし』

母乳過多が辛いために断乳も考えている投稿者さんですが、断乳すればなんでも楽になるとは限らないかもしれません。赤ちゃんが飲むためにどんどん作られている母乳を止めるわけですから、数日は張りが続いたりする可能性も。実際に断乳してみないとわからないことではありますが、断乳するにしても大変なことは少なからずあるということを認識しておくことで、後悔のない選択ができるのではないでしょうか。

『自分が楽なほうでいいじゃん! 1人目は完母、2人目は訳あって完ミ。最初の数ヶ月は搾乳したり吸わせたり頑張ってたけど疲れてしまってね』

『別に止めたきゃ止めたらいいじゃん? 母乳に拘る必要ないし。ミルクだってちゃんと育つよ。断乳の理由、完ミの理由、完母の理由なんて人それぞれだしどうでもいいじゃん』

また「母乳にこだわる必要はないからママが楽な方法を選んで」という温かいコメントもありました。投稿者さんは母乳過多が理由で断乳することに罪悪感を抱いているように思えます。母乳がたくさん出ていることから、「母乳を飲ませないと」という感覚になるのは自然なことでしょう。しかし必要なことはママである投稿者さんが楽になる方法を選ぶこと。母乳をやめてミルクに変えたとしても、投稿者さん本人がネガティブな感情を抱く必要はありませんし、赤ちゃんはミルクでも元気いっぱいスクスク育ってくれます。「母乳過多を理由にしてもいいのか」と悩んでいるのであれば、それはまったく悩む必要のないことだと考えるママは多かったです。

みんな悩んで強くなる!「私は弱い母親」なんて思わなくていい

『3ヶ月頑張ったんだから納得する育児をしたらいいと思う。頑張りすぎないで』

『違う理由だけど私の友達は逆に出なくて痛くて頻回授乳に耐えられなくて、3ヶ月くらいで断乳してたよ。私も毎日いろいろ悩んでたわ。みんな最初から強くなんかないよ。今は産後なんだから弱くって当たり前なんだよ』

初めての育児は不安なことだらけで、母乳にするかミルクにするか、母乳過多をどうしたらいいのかなど、投稿者さんがいろいろと悩むのは育児を毎日頑張っているからこそ。育児の正解は誰に指示されるべきでもなく、投稿者さん自身が見つけていけばいいものです。頑張りすぎずにママ自身が納得できる育児の形をすることこそが正解でしょう。また自分自身を「弱い母親」と卑下していた投稿者さんですが、この点についても「産後は弱くて当たり前! みんな悩んで強くなっていくんだよ」という先輩ママからのエールがありました。まだ生後3ヶ月だと睡眠時間も削られる中で、日夜赤ちゃんのお世話に励んでいることが想像できます。うまくいかないことで自分自身を責めたり何もかも投げ出したくなる気持ちは、多くのママが通ってきた道ではないでしょうか。なによりも大切なことは投稿者さんが精神的に楽になること。母乳を続けるにしても断乳してミルクにするにしても、いろいろな可能性や方法を比較して、納得のいく形を選んでほしいですね。

文・AKI 編集・みやび イラスト・水戸さゆこ