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(C)Getty Images

 来季の巨人に期待することについて、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルト、さらには侍ジャパンでコーチを務めたBCリーグ新潟アルビレックスBC監督の橋上秀樹氏が自身のYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語った。

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 今季の巨人は9月18日に行われたDeNA戦に敗れ、2年連続で優勝の可能性が消滅。今季はチーム防御率3.72と投手陣が振るわず。打線も大黒柱の坂本勇人の離脱や、主砲・岡本和真の不振などが低迷の要因としてあり、今後の戦いによってはBクラスに終わる可能性も十分にある。

 橋上氏は現在の巨人について「原監督も含めて巨人が3位という順位で満足しているということはないと思いますが、現状は投手、野手ともに圧倒的な戦力ではないというのが実情です」と語った。

 その中でも来季以降、巨人が優勝するために必要なことについては「故障中の選手の復帰や、現在いるメンバーの成長によっては、十分優勝争いは可能です。ただ、圧倒的な戦力を確保したいとなれば、当面は外国人選手に頼らざるを得ないかと思います」と見解を述べた。

 また、橋上氏は「FAで補強することもチームを強くするという点では必要なことではありますが、それよりも長期的な展望を考えると、自前の選手を育成することに対して、真剣に考えないといけない時期にきているのかなと思います」と、坂本や岡本に続く“生え抜きスター”を育成することの重要性を説いた。

 投手では堀田賢慎や山崎伊織、野手では増田陸など、若手の積極起用が目立つ今季の巨人。果たして来季以降、巨人を支える“生え抜きスター”が現れるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]