007_いじめ_マメ美

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余計なお節介だとは分かっていても、親戚同士、つい口を出してしまうこともあるでしょう。ましてやそれが、身近な存在である甥っ子のこととなれば、心配が過ぎて厳しいことを言ってしまうこともありそうです。今回、ママスタコミュニティに悩みを寄せてくれた投稿者さんは、3年ぶりに義実家に帰省すると、甥っ子が学校に行けてないことを知ることになります。

不登校で中卒引きこもりの甥っ子。このままでいいの?

『3年ぶりに旦那の実家に帰省してびっくりしました。義兄夫婦の子どもが中2から不登校になっていて、高校受験もしないで、中卒のまま家にいる事が判明。旦那も知らなかったみたいでびっくりして「何でこうなった?」とか「中卒ニートは一番まずいだろ」と、いろいろ義兄夫婦に言っていました』

久しぶりに帰省すると、義実家で同居をしているお義兄さんの息子(甥っ子)が、高校に行かずに自宅にいたのだそう。多くの子どもたちが高校進学を選ぶなか、甥っ子が高校に行っていない現状をどうにかしないと! と旦那さんも前のめりになったようです。

『どうやら部活内でのいじめが原因みたいだけれど、専門家から、無理に学校に行かせるのは駄目で、本人の気力が貯まるまで休ませて見守るように言われたとのこと。義兄も「お前に言われなくても分かってる!」と言い出し、旦那と口論になって……』

旦那さんの気持ちが強すぎて、お義兄さんと口論になってしまったようです。3年ぶりに会った甥っ子の劇的な変化に、戸惑いを隠せない投稿者さん夫婦。しかしそんな投稿者さん夫婦が一番違和感を持ったのが、それを見守る義両親の態度でした。

『さらにびっくりしたのが、甥っ子を中卒ニートにさせたままの義兄夫婦のことを、義両親が「この時代にあえて中卒でも家にいてもいいと許してあげられる親なんてそうそういない。義兄達もさんざん悩んで腹をくくったんだよ」と言って褒めたこと。私も旦那も目が点。何を甘いこと言ってるんだろう? これまでいつもきちんとして厳しい義両親と義兄夫婦だったのに、違う家に来たみたいで、旦那も私も心配で仕方ない。旦那は「危機感がない。どうかしてる。何とかしないと……」とショックを受けています』

義兄夫婦の決断を褒める義両親と、「いやいやいや……」と、真っ向から否定したい投稿者さん夫婦。不登校が長引いて、高校進学もできていない甥っ子の現状を「何とかしないと!」と思えるくらい、甥っ子のことを心配しています。ママスタコミュニティに集まったママたちは、投稿者さんに何とアドバイスをするのでしょうか?

あなたに何が分かる?

『投稿者さん家族には関係ないよね?』

『なんで旦那が偉そうに説教しているの? そっちのほうがびっくりだわ』

『べつに投稿者さん夫婦に関係ないじゃん。3年ぶりに会うくらい疎遠だったんだし。それなのに、あーだこーだと余計なお世話だよ』

甥っ子を心配する投稿者さん夫婦に対し、ママスタコミュニティに集まったママたちの多くは、「関係ない人たちが口を出すべきではない」というコメントします。3年ぶりに帰省した投稿者さん夫婦は、その間に義実家で起こった詳しい事情は分からないはず。「身内」とはいえ、甥っ子の不登校については知らなかった時点で「無関係」だとママたちは言います。無関係な人が偉そうな態度でアドバイスしたところで義兄夫婦に響くとも思えません。かえって迷惑な話かもしれませんよね。

「分からない」からこそ好き勝手に言えるだけ

『何も知らないくせに、たまに来て勝手なこと言わないで欲しい。実際に子どもが不登校になってみないと、分からないことはたくさんあるよ。何が「中卒ニートは、一番まずいだろ」だよ。甥っ子の気持ちを理解しようともせず、口論とかそっちのほうがマズイだろ』

何も知らなかった人が、上から目線でいろいろ言えるのは「何も知らなかった」から。知っていればそんなことは言えないはず、とママたちはコメントします。投稿者さん夫婦が知らない間に、義兄一家はたくさん悩んで今の形にたどり着いたのではないでしょうか。誰もがこの形を望んでいたかといえば、そうではないかもしれません。けれど悩みに悩んだ結果であれば、「何も知らなかった」人は黙ってその決断を受け入れて応援してあげるべきなのでは……? とママたちのアドバイスが刺さります。

投稿者さん夫婦が甥っ子さんや義兄夫婦を心配して、思わず口を出してしまう気持ちは分かります。しかし身内とはいえ3年ぶりに帰省するまでその状況を知らなかった投稿者さん夫婦。それは「知らなかった」ではなく「知らされなかった」と受け取って、余計な口出しをせずに義兄家族の決断を受け入れてもらいたいですね。

後編へ続く。

文・渡辺多絵 編集・すずらん イラスト・マメ美