映画『ヘルドッグス』公開御礼舞台挨拶イベントに登場した原田眞人監督、岡田准一、坂口健太郎

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映画『ヘルドッグス』(16日より公開中)の公開御礼舞台挨拶イベントが22日に都内劇場で実施され、主演の岡田准一、共演の坂口健太郎、そして原田眞人監督が登壇した。映画公開後のイベントとあってSNSでのコメントを紹介したり、来場者からの質問に3人がその場で回答したりしたが、岡田も坂口も反響の大きさを実感しているようだ。

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岡田准一、坂口健太郎、原田眞人監督がステージの金屏風の前に登場すると、満員の場内が一気に熱気と興奮に包まれた。映画『ヘルドッグス』は、警察小説の概念を破壊した問題作『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(深町秋生著)を原作に、トラウマを抱え正義も感情も捨てた元警官・兼高(岡田准一)と、兼高が潜入する関東最大のヤクザ組織・東鞘会の制御不能なサイコボーイ・室岡(坂口健太郎)が最強の“狂犬コンビ”となって繰り出すノンストップ・クライム・エンタテイメント。原田監督が主演に岡田を迎えるのは、『関ヶ原』『燃えよ剣』に続いて3作目となる。

映画公開から1週間が経ち、SNSでは「ハマれば至福」「中毒性がすご過ぎる」「ヤバいよ! この映画」などの投稿が見受けられる。イベントで紹介されたSNS上の数々のコメントに岡田は「間違ってもデートで来んじゃねーぞってことですね。本当にハマれば至福」と冗談を絡めて場内の笑いを誘った。そして「いつも以上にたくさんの感想をいただいています」と言う岡田は、「それほどクセが強い作品なんだなと。犬の映画やってるんだよね、と言われたり」と茶目っ気たっぷりにコメントした。坂口も「ぶっ飛んだ役柄を演じさせていただきましたが、エネルギーがすごいですよね。いろんな方から熱量のこもった感想をいただいていて本当に嬉しく思っています」と岡田に共感した。

客席からは“相性98%”の狂犬コンビ、兼高(岡田)と室岡(坂口)について質問が。「相性98%の残りの2%はなんだと思いますか?」という問いに、岡田は「最後のシーンがあるから…」とラストに答えがあるような意味深な発言に留めたが、岡田は「(初めて台本を読んで)怒涛のラストには僕もびっくりしました」と言い、ラストで驚愕の真実が次々に明かされるそうだ。一方の坂口は「その(残りの)2%を探す旅というか。足りないものを突き詰めるというか…」と回答したが、実は映画のPRで番組出演した際に行われた相性診断では岡田と坂口の相性は25%ほどだったという。

最後に原田監督が「俳優陣全員がはじけて楽しんでいる作品。こんな作品はめったにないです。ぜひ大画面で楽しんで!」とメッセージ。坂口は「どこか愛してしまう魅力的なキャラクターが出てきます。一人でも多くの方にこの熱量が届けば嬉しいです」とコメントし、岡田は「個性が強いけど、その代わりすごくエネルギーもある作品です。眠る前に夢見ちゃうかも…と思うような映画になっているので、原田監督の生み出すハリケーンのような熱量を感じて、何度でも何度でも劇場に観に来て欲しいです」とアピールして舞台挨拶を締めくくった。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)