9月19日、エリザベス二世の国葬がロンドン・ウェストミンスター寺院で営まれた。天皇皇后両陛下が参列される異例の対応を、皇室担当記者はこう推察する。

【写真】ブラックな装いで“女王への深い愛”を示された雅子さま

「天皇に即位された際、真っ先に自国へ招待したのがエリザベス女王でした。コロナ禍で叶わなかったものの、その恩義に自ら礼を尽くしたいという強いお気持ちがあったのでは」


写真提供 アフロ、ゲッティ

「皇室女性においては、親族等の葬儀ではブラックが慣例」

 女王への敬意は漆黒の装いにも表れている。歴史文化学研究者の青木淳子氏によれば「皇室女性においては、親族等の葬儀ではブラック、その他の喪の場面ではグレイのフォーマルが慣例」だという。

「日本を発たれた時は、両陛下ともグレイを基調にした装いでした。ところが英国に降り立たれた際は、マスクを含めて黒で統一されていた。英国王室の方々に合わせて配慮されたのだと思います」(同前)

黒玉のネックレスに込められた愛

 雅子さまに寄り添うネックレスも黒玉(ジェット)と見受けられる。そもそもは英国王室で貴ばれてきた“喪のジュエリー”だ。

「19世紀、ヴィクトリア女王が服喪の際に身に着けたとされます。故人への愛を象徴し、英国とも深く結びついている。雅子さまのお心が感じられます」(同前)

キャサリン妃の首元には“日本が贈った真珠のチョーカー”

 この日、キャサリン妃の首元には日本が女王に贈った真珠のチョーカーが。女王が築いた親交は、黒と白、2つの輝きにも表れていた。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年9月29日号)