〈反抗期のわが子が「死ね!」〉ママたち渾身の返し、ずらり5パターン!

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子どもの成長過程で避けて通れない思春期・反抗期。大人になるための階段を上るわが子の姿は、ママたちの目に感慨深く映る……のが理想かもしれませんが、「いやいや!」と激しく首を横に振るママが多いのが現実ではないでしょうか? 急激に成長していく体、多感で繊細になる心。子どもから大人へ、懸命に自分の足で立とうとする思春期の子どもたちの態度は、ときに不安定になったり反抗的になったりするものですよね。

さてママスタコミュニティに登場したのが、以下のトピック。

『反抗期の子どもに「死ね!」って言われたら、なんて返す?』


人として口にしてはいけない言葉でしょうが、反抗期の子どもがつい口走ってしまう一言かもしれません。ママ側としても一度は返しに悩むものでしょう。他のママたちは、わが子が口にしたタブーな言葉に、どう反応しているのでしょうか? 集まったママたちの反応を5パターンに分けました。ぜひチェックしてください。

暴言への返しパターン1:ショックや怒り。自分の感情を素直に表現

愛しいわが子が自分に向かって「死ね」と吐けば、ショックを受けたり、怒りが湧いたり……ママは胸がえぐられるような思いを抱くものでしょう。まずは言葉を受けて自分が感じた気持ちに、素直な形で反応するパターンです。

『ショックで言葉が出ないと思う』


『一応「まだ死なんわ」って返すけど、普通に落ち込むと思う』


『「じゃあママは今死んだので、一切あなたと口きかない。幽霊と話すの変だもんね?」と言って子どもが謝るまで無視。我ながら大人気ない』


暴言への返しパターン2:教育的に諭す。「人として正しい道を歩んでほしいから」

命を軽んずるような発言を耳にして、ママたちは親として黙っていられないかもしれませんね。続いては、わが子を人として正しい道へ導きたいと望むママたちの姿です。ママの魂をかけた言葉が、子どもたちの心に届きますように。

『「相手が本当に死んだらどうするの? あなたは後悔しないの? 世の中には絶対に言ってはいけない言葉があるんだよ」とガチ説教』


『今まで見せたことのない怒った顔で胸ぐらつかんで、「もう1回言ってみろ」とだけ言う』


『「こっちは死ぬ気でお前のこと産んどんねん」』


暴言への返しパターン3:あえての沈黙や平静。「子ども自らが気づけるように」

「死ね」の一言が、どれだけ相手を傷つけるのかをよく考えてほしい。子ども自身が発言の罪深さに気づくことを目指した対応です。ママがあえての無反応や冷静に徹すると、子どもに自分をかえりみる時間を与えるのかもしれませんね。

『あえての無反応』


『「お母さん悲しい」って言う。ただそれだけ』


『何も返さない。その方が子どもは「しまった……」と思うはず』


暴言への返しパターン4:家事をボイコット。「親のありがたみを実感すべし!」

炊事・掃除・洗濯、日々子どものために家事をする親。親に「いなくなれ」と言うのなら、ぜひともその設定でいきましょう! というママも……。子どもたちはすぐに、身をもってママのありがたみを思い知ることになりそうです。

『「私は死んだと思って、これからは全部自分でやってねー」と言って、家事放棄してみる』


『「そうだね、死ねばいいよね」と言って、家事を全くせずに寝てしまうと思う』


『家を出る。2日くらい帰ってこない』


暴言への返しパターンその5:暴言をユーモアで吹き飛ばせ!

大切な成長段階である反抗期。乱暴な言葉が飛び出すのは、単に大人に対抗する言葉がうまく見つからないだけなのかもしれませんね。ならば暴言を重く受け止めずに笑いに変え、子どもの戦意喪失を狙うのもアリですよね。ママたちのユーモアのセンスに乾杯!

『「いーや、生きる!」』


『「言われんでもそのうち死ぬわ! 気長に待て!」』


『「死んだら、毎日化けて出てやる!」』


『「あ、言うたな、それ言うてもうたな。もう知らん」』


『「母さん死んだら、父さんが泣くでしょうが!!」』


暴言への返し、気になる子どもの反応は?

最後にわが子の「死ね」発言に、実際に対応したママの経験談をご紹介しましょう! ママの対応を受けて子どもがどのように反応したか、気になるところですよね。「死ね」発言をめぐる、現実の親子のさまざまなケースをご覧ください。

『しばらく子どもの目をじっと見て、視線をそらさず睨みをきかせた。それ以来言わなくなった』


『「おっ! ナイス反抗期!」って言ったら、子ども苦笑いしてたわ』


『「軽々しく使う言葉じゃないでしょ? まさか友達にも言ってないよね? 万一相手が本当に亡くなったら後悔するよ」と説教したら、娘が「他の人には言ってない! 信じて! もう二度と言わない!」と泣きながら謝ってきた』


『中1の息子に「嫌でもいつか死ぬし、死ぬときはあっと言う間だったりする。うちの母さんも末期がんが分かってから、あっと言う間だった」と話したら、「……じゃ仲良くしよ?」って言ってきた』


うまく事が運んだエピソードが寄せられていましたが、一筋縄ではいかない思春期、親の対応にもきっと正解なんてありませんね。思春期の嵐のなかを、親子で手探りをしながら歩み、気づけば親子そろって青空を見上げられていますように。

文・みちはら宵子 編集・しらたまよ イラスト・善哉あん