ツイッターに投稿された、レンタルビデオ店の一角と思しき写真。アニメ「ドラゴンボール」のDVDやVHSがずらっと陳列棚に並べられていますが、実はこれ、個人宅にて撮影されたものなんです。

 自宅にドラゴンボールオンリーのレンタルコーナーを作ってしまったのは、ツイッターユーザー・ペキンさん。まさに借りたい放題、延長し放題な状況は、ファンにとってたまらない環境と言えるのではないでしょうか……実にうらやましい!

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 大のドラゴンボールファンであるペキンさん。コミックス全巻はもちろんのこと、約35年分の週刊少年ジャンプを自宅に保管。他にもかつて少年少女が夢中になった「カードダス」の券売機や、アーケードゲームの筐体など多数のドラゴンボール関連グッズを所持しています。

 そんなペキンさんが、今回自宅にレンタルコーナーを作ったのは、「どれをレンタルするか悩む時の『ワクワク感』を家で味わいたい」と、考えたことがきっかけ。近年、VODサービスの台頭により、町からレンタルビデオ店が姿を消していくことを、少し寂しく感じていたそう。

 そんな折、たまたま近所のホビーショップが閉店になる際、陳列棚が格安で販売されているのを発見。あまりの安さについ衝動買いし、以前から考えていたという自宅レンタルコーナーの制作に着手しました。

 陳列されているDVDやVHSもいわゆる「レンタル落ち」と呼ばれる、市販されているものとはパッケージの仕様が異なるもの。これらはもともとペキンさんが所持していたもので、過去にネットオークションやレンタル店の閉店セール等でコツコツ買い集めたものです。

 また、どうせやるならとことんこだわりたい!と、レンタルビデオ店風のPOPも自作。棚の両サイドに置かれた黄色い「アニメ」と書かれたPOPや、各シリーズ作品の内容が記されたPOPは、まさにレンタルビデオ店のソレ。ペキンさんが考えた各作品を紹介する文章から、ドラゴンボールへの深い愛情が感じられます。

 こうして完成した自宅レンタルコーナーは、まさに完璧な再現度。投稿には1万件を超える「いいね」が寄せられ、「自宅!?と思って二度見しました」「こんな推し棚もあるのか」と、多くの方から羨望の眼差しが向けられていました。

 コーナー完成後の感想をうかがうと、「改めて陳列棚に並べると『自分のためだけのレンタルコーナー』に大変身して、とっても贅沢な気分になりました!」と、ペキンさん自身も大満足。

 ちなみに、ペキンさんは「悟空とピッコロが運転免許を取りに行く回」「悟空が知恵の輪に挑戦する回」など、TVアニメオリジナルのユニークな回が好きなのだとか。こうしたコミックでは見られない日常シーンが収められているところも、アニメ版「ドラゴンボール」ならではの魅力なのです。

<記事化協力>
ペキンさん(@pekindaq)

(山口弘剛)