ELでアピールするマルキーニョス  photo/Getty Images

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今夏にアーセナルはFWニコラ・ペペをニースにレンタル移籍の形で送り出したが、すでにその穴を埋める男が出てきた。

ヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のチューリッヒ戦でいきなりゴールを決めた19歳のブラジル人FWマルキーニョスだ。

マルキーニョスは今夏にサンパウロから350万ユーロで加わったアタッカーで、ペペと同じ右サイドを主戦場とするレフティーアタッカーだ。ただ、獲得が決まった段階ではそこまで有名な存在ではなかった。ブラジル世代別代表でも目立った活躍はなく、サンパウロでも通算4ゴールを決めただけだ。

しかし、アーセナルのサポーターはすでに手応えを掴んでいるに違いない。まだプレミアリーグで通用するレベルかは分からないが、チューリッヒ戦でのパフォーマンスには説得力があった。

英『Planet Football』はペナルティエリアでも勝負できる点を評価しており、マルキーニョスはアーセナルに加入してからU-21のカテゴリーで早くも3ゴールを奪っている。そのうちU-21ウェストハムとの一戦ではヘディングからゴールを奪っており、ただサイドから仕掛けるだけの選手ではなさそうだ。

同メディアによればマルキーニョスをレンタルに出すプランも検討していたそうだが、プレシーズンを通してアーセナル側の考えは変わったようだ。まだ主力というわけではないが、ブカヨ・サカのバックアッパーとして面白い存在になるだろう。

ブラジルからは2019年にイトゥアーノからFWガブリエウ・マルティネッリも獲得し、この時はマルティネッリもほぼ無名だった。そこはマルキーニョスとの共通点であり、マルティネッリは今季本格的にブレイクしようとしている。マルキーニョスもヒットとなればスカウト陣の大勝利だが、マルキーニョスにもその期待をかけてよさそうだ。