岩手県の食材の魅力を味わう上質な美食体験【ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート】

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リゾートステイのお愉しみと言えば、美味しいディナーやバータイム。【ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート】では、地元の魅力をたっぷりと活かしたメニューを用意。アフタヌーンティーやイブニングカクテルとともに、思う存分美食を楽しめます。

 

地元素材が魅力的の上質なディナー


ホテルのレストラン「白露(しらつゆ)」では、三陸の海で獲れた魚介や安比高原をはじめとした山の幸など、素材の魅力を引き出すコースディナーがおすすめです。さらにコースに合わせた4種類のワインとのペアリングが、料理の美味しさを引き立ててくれました。



▲レストラン「白露(しらつゆ)」のディナーメニューは季節ごとに変わります



▲テーブルに着くと、メインディッシュなどの食材を見せていただけます。特別感のある体験でした

前菜の雲丹に合わせるワインは、ニュージーランドの「ローリング・メグ リースリング」。まったりとしたウニの旨味に合わせた、ジューシーで辛口の冴えたワインでした。



▲雲丹に合わせた「ローリングメグ リースリング」

この日は北三陸の新鮮な雲丹にコンソメジュレの煮凝をトッピング。八幡平で採れた清流わさびをアクセントにいただきました。地元で食べてこその新鮮で美味しい雲丹は、上品な甘みが口の中に広がりました。



▲「殻付き雲丹 コンソメジュレ」

プロバンス地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・オットが手がける「バイ・オット・ロゼ」は“リゾート地でのリラックスタイムに”とうたわれ、華やかな色合いとスッキリとしたフルーティな飲み口は"キング・オブ・ロゼ"とも称されます。



▲テーブルが華やぐ「バイ・オット・ロゼ」はディナーにアクセントを添える存在



▲パンは、ライ麦を使ったプティニッシュと、バゲットの小型版でもちっとしたバゲッティーヌ

この日のスープはプリプリの帆立に、夏野菜の冬瓜(とうがん)とトマトが使われた、ちょっとスパイシーな味。バゲッティーヌを浸けて食べても美味しかったです。



▲「三陸産帆立と夏野菜のスープ」

「鮎のコンフィ」は、油に浸して低温で7時間じっくりと火を通した一品で、頭から尻尾まで余すことなく食べられます。風味の鮮やかな八幡平のバジルを使ったオリーブオイルのソースとともに、頭から食べ進めるうちに、香ばしさや苦み、淡白な旨味など、鮎の味がどんどん変化する絶品の料理です。



▲「鮎のコンフィ八幡平バジルのピストゥ」は、水の中を泳ぎ去る姿に盛り付け。魚の顔が苦手という方がいるため、背を向けた姿でサーブされます

「鮎のコンフィ」とペアリングしたのはロワール地方の白ワイン、パスカル・ジョリヴェの「アティテュード ソーヴィニョン・ブラン」。フレッシュでキレのある味わいは、香ばしく仕上げた魚料理との相性が抜群でした。



▲鮎のコンフィにピッタリの「パスカル・ジョリヴェ アティテュード ソーヴィニョン・ブラン」

いわて牛の食べ比べは、安比牛の牛タン、岩手県以北で少量飼育される短角牛のフィレ、赤牛の3種。味つけに県沿岸の宮古塩や八幡平の清流わさび、熟成醤油を用意。最小限の味付けでそれぞれ異なる旨味を満喫。八幡平マッシュルームを使ったマッシュルームバターなど、興味をそそる付け合わせも注目です。



▲「いわて牛3種食べ比べ炭火焼き」は、左から安比牛の牛タン、短角牛フィレ、赤牛

肉料理とのペアリングは、ミディアムボディのボルドーワイン「シャトー ラネッサン」。ちょうど飲み頃になった2012年もので、濃い果実感と上質なタンニンが、牛肉の味を引き立てます



▲牛肉にあわせた2012年ものの「シャトー ラネッサン」

サーブされたデザートの美しさが見事。ブラットオレンジの果肉やソースがたっぷり使われ、ホワイトチョコレートのムースをトッピング。オレンジの酸味とチョコの甘味と風味に、クッキーのサクサク感が加わって、味のグラデーションを楽しみました。



▲本日のデザート「ブラットオレンジトルテ」は、味もビジュアルも印象に残る一皿です

 

「隠れ家」のようなホテルバー


客室のドアが連なる3階の廊下に、小さな看板が掲げらただけの隠れ家的なバー「畚/MOCCO」。バーテンダーとの会話を楽しみながら、地元の味を活かしたカクテルをいただきました。



▲バー「畚/MOCCO」

雪解け時に現れる鏡沼の「ドラゴンアイ」をカクテルで表現。岩手県二戸の蔵元「南部美人」が、同じく二戸の漆器「浄法寺塗」などに使う漆で香りづけしたクラフトジンに、安比高原でお土産人気ナンバーワンのクリームチーズケーキと、八幡平で作られているジャム、そして青い色にブルーキュラソーを使ったシグネチャーカクテルです。チーズケーキの甘味や酸味が独特の、トロリとした一杯です。



▲絶対に試しておきたいシグネチャーカクテル「ドラゴンアイ」

南部美人のクラフトジンを佐賀県のトニックウォーター「n.e.o.(ネオ)」で割ったジントニック。炙った漆のスモーキーなニュアンスが残るドライな味で、手で直方体に削った氷が錯覚で見えない“忍者アイス”を使います。個性的なジンを楽しめるおすすめの一杯です。



▲その名も魅力的な「南部美人のジントニック」。後ろに見える赤白の半円が重なるボトルが「南部美人クラフトジン」

 

どびきり美味しいランチはいかが!?


ANAインターコンチネンタル安比高原リゾートでは、美味しいランチもおすすめです。朝食やディナーと同じくレストラン「白露(しらつゆ)」でいただけます。コースメニューも用意します。

「いわて牛カツサンド」は、分厚い牛フィレ肉を200gも使った豪快なビーフカツサンド。ホテルオリジナルのブランド牛“いわて安比牛”は、肉質等級4以上で、「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」と「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」の2軒だけでしか食べられません。きめが細かくとても柔らかな肉質で、酸味のあるソースでいただく食べ応え抜群の逸品です。



▲200gのフィレ肉を堪能する「いわて牛カツサンド」

ランチのパスタも外せません。この日はざく切りにした魚介や野菜がゴロゴロ入ったリングイネで、一口ごとに素材の味が鮮やかに広がる一皿でした。



▲「三陸産帆立と白身魚のリングイネ」

「漢方牛あか牛のステーキボウル」は、その名の通り漢方薬草を飼料に配合した和牛で、旨み成分が増した肉質が特徴。脂身が比較的少なく、ワサビとともにさっぱりといたきます。



▲「漢方牛あか牛のステーキボウル」

“お昼のステーキ”に似合うビールは、岩手県遠野産のホップを使って醸造されたクラフトビール「遠野麦酒ZUMONAヴァイツェン」。コクがあって、旨味や優しい苦みのバランスがいいビールでした。ズモナとは遠野の方言で「〜だそうな」という意味。「遠野に美味しいビールがあるそうな」という願いを込めたとか。



▲岩手のクラフトビール「遠野麦酒ZUMONAヴァイツェン」

ランチでいただくのなら、地元産のワインもおすすめ。花巻市大迫町は、岩手県を代表するブドウの品種リースリング・リオンの栽培適地。「五月長根 リースリング・リオン」は、収穫したブドウを長期低温発酵し、フルーティーなブドウの香りと程よい酸味のバラスがいい、スッキリとした辛口のワインです。



▲岩手のワイナリー、エーデルワイン「五月長根 リースリング・リオン」

 

高原リゾートを満喫するなら、美味しい食事は欠かせません。【ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート】で、三陸の海の幸や高原地帯の山の幸を活かした、創造性豊かなメニューをたっぷりと味わってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問: ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート https://www.appi.co.jp/stay/ana-intercontinental-appi-kogen-resort/>