2002年「ゴールデン・ジュビリー」カナダツアーで、ファンのコーギー犬を撫でる女王(画像は『The Royal Family 2022年5月13日付Instagram「2002: The Queen admires a Corgi in Manitoba, during her two week Golden Jubilee tour of Canada.」』のスクリーンショット)

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故エリザベス女王が飼っていた愛犬を、ヨーク公アンドルー王子が引き取ることになった。王子は自身が女王にプレゼントした2匹を、現在もロイヤル・ロッジで同居する元妻セーラ・ファーガソンさんとともに飼うという。

エリザベス女王は18歳の誕生日プレゼントとして迎えたコーギーの“スーザン(Susan)”を飼い始めて以来、スーザンの子孫にあたるコーギーやドーギーを30匹以上飼ってきた。

そんな女王が現地時間8日、最後の愛犬となった“ミック(Muick)”、“サンディ(Sandy)”、“キャンディ(Candy)”の3匹を残してこの世を去ってしまった。

するとアンドルー王子の広報担当者は、そのうちの若い2匹であるミックとサンディを女王の息子アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんが引き取ることになったと発表した。

アンドルー王子は、女王の夫で故エディンバラ公フィリップ王配が2021年2月に入院した後、女王に子犬の“ミック”と“ファーガス(Fergus)”を贈っていた。

女王は2020年に愛犬“バルカン(Vulcan)”を亡くしたため、当時残っていたのはダックスフントとコーギーの交配種ドーギーであるキャンディだけだった。

女王はアンドルー王子から受け取った2匹の子犬に、個人的な思いを込めた名前を付けていた。まず、ドーギーの子犬には第一次世界大戦中に戦死した叔父の名をとって“ファーガス”と、コーギーの子犬にはバルモラル城の敷地内にあるミック湖(Loch Muick)にちなんだ、“ミック”と命名した。

しかしフィリップ王配がその2か月後の4月に崩御。さらに翌5月には、生まれつき心臓疾患を持っていたファーガスが、生後5か月で天国へと旅立ってしまったのだ。

このこともあってか、6月にエリザベス女王が95歳の公式誕生日を祝った際には、アンドルー王子が娘のベアトリス王女とユージェニー王女とともに、新たなコーギーの子犬サンディをプレゼントしたのである。

アンドルー王子に近い関係者は英『BBC』の取材に応じ、今後コーギー犬のミックとサンディは、アンドルー王子とセーラさんとともにロイヤル・ロッジで暮らすことになると明かした。女王に贈る子犬を最初に見つけたのは、セーラさんだったという。

王子とセーラさんは1996年に離婚したが、その後もウィンザーのロイヤル・ロッジで同居している。

同関係者によると、アンドルー王子とセーラさんは犬の散歩や乗馬で絆を深め、離婚後もフロッグモアで犬の散歩をしながらおしゃべりをするなど良好な関係を続けているそうだ。

画像は『The Royal Family 2022年5月13日付Instagram「2002: The Queen admires a Corgi in Manitoba, during her two week Golden Jubilee tour of Canada.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)