博多市でファン7000人の前に登場した福山雅治と柴咲コウ

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俳優で歌手の福山雅治(53)が12日、福岡市内で開催された主演映画『沈黙のパレード』(9月16日公開)の舞台挨拶に共演の柴咲コウ(41)と登壇した。9年ぶりに共演した2人は、音楽ユニット「KOH+」を再始動させて、同作主題歌『ヒトツボシ』も手がけている。演技でも音楽でもファンを魅了する福山だが、意外にも心配症で高所恐怖症ということが舞台挨拶で明らかに。それ以外にも柴咲が福山に感じた変化を語った。

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福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる東野圭吾著『ガリレオ』シリーズで劇場版としては3作目となる同映画。刑事の内海薫に扮する柴咲コウとともに客席の大きな拍手に迎えられて舞台挨拶に臨んだ福山は「帰ってきたばい、福山です」と博多弁を交えた第一声で再び拍手を浴びた。

さきほど2人はJR博多シティの3Fテラススタジオでイベントを終えたばかり。「お暑い中、当日発表にもかかわらず、あれだけたくさんの方にお集まりいただけたのは感無量ですね」と福山。イベントは同日朝4時に告知されたが約7000人が詰めかけた。自らを「心配症ですから」という福山は「事前告知が少なすぎるんじゃないか」「2週間ぐらい前から伝えた方がいいのではないか」とスタッフに提案したそうだが、杞憂に終わったようだ。

改めて7000人が集まったことに「感動しましたね」と口にした福山は一転「一人1000円ずつぐらいいただきたいな」と無料のイベントにジョークを放って笑わせた。そしてこれから同作を鑑賞する観客へ「タダほど高いものはないですよ。もちろん公開後にもう一度お越しくださいますよね?」と呼びかけた。実は福山は高所恐怖症だが3Fテラススタジオから来場者の顔を見ようと前に出たという。「普段だったら絶対にできないですよ」と断った福山は「今だったらあの7000人のお客さんにダイブできる気持ちでいました。今だったらきっと受け止めてくれるはずだ…と」とファンからの思いに応えたという。

司会者から「9年ぶりの再結成ですね。お互いの印象は変わりましたか?」と話を振られると、福山は「もちろんそれぞれが変わってはいるんですけど、めちゃくちゃ変わったということはないですね」とコメント。柴咲は「強いて言うなら」と前置きしてから「福山さんは本当に丁寧で気遣いの人で、現場でいろんな人をちゃんと見てくれるし、つまらなそうにしてたら声をかけてくれる。その中でもより几帳面さというか、繊細で細かい感じに磨きがかかった気がします」と印象を述べた。これに福山は「嬉しいですね。細かさに磨きがかかる。よりサンドペーパーでは番数がより細かくなったってことでしょう? それで磨くとピカピカになるじゃないですか。いい意味で磨きがかかった。そう思いたい」と前向きに捉えていた。

長崎県出身の福山だがこの日も博多グルメを味わったそうで「差し入れで吉塚うなぎを堪能して、肝吸いもいただきました。その1時間半後にはウーバーでとんこつラーメンをいただきました。この後楽屋に戻るとおそらくうどんが届いていると思います」と語ると、柴咲も「期待しておきます」と笑顔を見せた。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)