男性がワニに襲われたマナティー湖・釣りキャンプ場(画像は『9News 2022年9月8日付「Man survives three days wandering swamp after having arm bitten off by alligator」(Google Maps)』のスクリーンショット)

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米フロリダ州で今年7月、ある男性がワニに襲われて右腕を失った。男性はキャンプ場で森に迷い込んだと話しており、車を停めた場所に戻るため泳いで湖を渡ろうとしたところ、ワニに遭遇し右腕を噛みちぎられたという。何とかワニから逃れて岸まで泳ぎ着いた男性は、3日間森の中を彷徨ったのち無事に生還した。『FOX 13』『CBS News』などが伝えている。

米フロリダ州サラソータで暮らすエリック・メルダさん(Eric Merda、43)は7月17日、同州ミャッカシティにある「マナティー湖・釣りキャンプ場(Lake Manatee Fish Camp)」を訪れた際に森に迷い込んだ。

彼は車を停めた場所に戻るために泳いで湖を横断しようとしたところ、ワニに遭遇し右腕を食いちぎられたという。

エリックさんは当時の状況をこう振り返った。

「その日は(同州にある)パリッシュでの灌漑の仕事を終えたあとに釣りキャンプ場に寄りました。歩いてるうちに森で迷ってしまったのですが、湖を見つけました。ここを渡ればトラックを停めた場所まで戻れると思い、外はすでに暗くなっていましたが泳いで渡ることにしたんです。すると半分ほど渡ったところでワニに遭遇してしまって…。ワニは私の右腕に噛みついたのち3回ほど水中に引きずり込もうとしました。そしてワニが頭を振ったため私の腕は完全に後ろに反って折れてしまったのです。それでも必死で蹴って抵抗するとやっと諦めて去っていきました。私の右腕からは骨が飛び出し、指を動かそうとすると筋肉がピクピク動いているのが分かる状態でした。」

その後、エリックさんは岸まで泳ぎ着いたものの自分の居場所が分からず、森の中を彷徨い歩き続けた。そして苦痛に耐えながらも太陽や電線を追って歩き続けた結果、3日後にやっと森から抜け出すことができた。そしてフェンス越しに一人の男性を見つけて助けを求めたそうだ。

エリックさんを救助した男性は、当時の様子をこのように明かしている。

「最初、沼地で裸で血まみれになっているエリックさんを見た時は、生死が分からず何とも言えない感じでした。そしてフェンスを切って、彼を救助しました。エリックさんは歩いて救急車のところまで行きました。」

すぐに「サラソータ記念病院(Sarasota Memorial Hospital)」に運ばれたエリックさんは、腕の残っていた部分を切断する手術を受け、傷の治療を受けた。

右腕を失ってしまったものの現在は元気に暮らしているというエリックさんは、「生きるか死ぬかの状況でしたが、チャンスがあったので生きようと決意したのです。そして生き延びた私は元気にしています。ワニが生息する場所で実際にエサを与えたり、石を投げたりしている人を見たことがありますが、とても危険なので絶対にやめてください」と語っている。

ちなみに今回の事故が起きた現場にはのちにワニの捕獲員が派遣されたが、エリックさんを襲ったワニが発見されたかどうかは不明だという。

フロリダ州魚類野生生物局(FWC)によると、ワニは夕暮れから夜明けにかけて活発になる傾向があるそうだ。そのため遊泳は日中のみ指定された場所で行うこと、決して餌を与えないことを警告している。また当局は州民や観光客に対しワニが近くにいることに気付いたら安全な距離を保つこと、ペットには常にリードをつけておくように呼びかけているとのことだ。

なおこのニュースには世間から「運がよかった。助かってよかったですね」「何はともあれ元気になってよかった」などのコメントが寄せられている一方で、「外が暗いのに水に入るなんて信じられない。腕を失ったのは自業自得」「この人は酔っ払っていたのか。それとも単にクレイジーなのか」など非難の声も多数あがった。

画像は『9News 2022年9月8日付「Man survives three days wandering swamp after having arm bitten off by alligator」(Google Maps)』『Metro 2022年9月7日付「Man survived three days lost in woods after arm was bitten off by alligator」(Picture: WTSB)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)