木村拓哉

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 木村拓哉(49)が動画サイトGYAO!の番組『木村さ〜〜ん!』で行った堂本剛とのコラボが話題を呼んでいる。

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「剛さんは木村さんが運転する車に初めて乗ったそうで、大興奮。貴重な共演にファンも喜んでいましたね」(スポーツ紙記者)

 公私共に充実する木村だが、来年あの話題作の続編放送が決定したという。

「2020年と2021年の新春にスペシャルドラマとして放送された『教場』が、来年4月のフジテレビ月9枠で連ドラ化することが決定しました」(フジテレビ関係者)

 これまで主演ドラマで着用したエンジニアブーツやダウンジャケットがブームになるなど、ファッションでも多大な影響を与えてきた木村。『教場』は、そんな彼が“カッコいいキムタク”を封印したことでも話題になった。

「原作は、警察小説の新境地としてベストセラーとなった長岡弘樹氏の同名小説。木村さんは白髪姿で警察学校の鬼教官を演じています。生徒役には川口春奈さんや林遣都さんら豪華キャストが顔をそろえたこともあり、視聴率15%を超えるヒットとなりました」(テレビ誌編集者)

 高視聴率に手応えを感じたフジは、2年連続でスペシャルドラマを放送することに。

1度目のオファーを断った木村

「第2弾も上白石萌歌さんや眞栄田郷敦さんといった人気俳優たちが生徒役を熱演。ミステリー要素も交えながら、生徒たちの成長する姿を描き、こちらも13%超えの高視聴率をマークしました」(同・テレビ誌編集者)

 立て続けでヒットしたこともあり、早い段階で連ドラ化の話が進んでいたという。

「フジは昨秋の木曜10時枠で連ドラ化できないか、木村さん側にオファーしていました。しかし、新春にスペシャル版を放送したばかりだったこともあり、そのときは断られてしまったそうです」(前出・フジテレビ関係者)

 昨年9月に週刊女性が『教場』の演出を手がける中江功氏に直撃したときは、

「いろいろな可能性のひとつとしてやろうとしていましたが、本格的には決まっていませんでしたよ」

 と、連ドラ化の計画があったことを認めたのだった。

 木村は特定のイメージが定着するのを避けるため、かつてはどんなにヒットした作品でも続編は引き受けないことで知られていた。

「キャリアを重ねていくうちに“視聴者が求めているなら”と、考え方も柔軟になっていったようですね。フジ系ドラマ『HERO』の続編を引き受けたのを皮切りに、テレ朝系ドラマ『BG〜身辺警護人〜』や2019年公開の映画『マスカレード・ホテル』も続編が製作されています」(広告代理店関係者)

連ドラに続いて映画版も調整へ

 今回オファーを受けた背景には、今年放送されたドラマも関係があるようで……。

「来春の月9出演が決まった際、フジ側から『教場』の続編を改めて打診されたものの、“新しいキャラクターを演じたい”と木村さんが首を縦に振らず、フジ側も1度は別の作品で準備を進めていたそうです。しかし今年4月期にテレ朝系で放送され、オリジナル脚本で挑んだ『未来への10カウント』が思ったより話題にならなかった。木村さんとしても消化不良を感じていたようです。そんなときに再度、フジ側から続編を打診されたことで、新境地を開拓して高い評価を得た『教場』への出演を決めたようですね」(制作会社関係者)

 気になる連ドラ版の中身だが、原作のシリーズ第3弾『教場0 刑事指導官・風間公親』をベースに、木村演じる主人公が警察学校に来る前の刑事部捜査一課の刑事時代を描くという。

 念願の連ドラ化とあって、共演者も豪華キャストが顔をそろえることになりそうだ。

「まだ最終調整中ですが、主演級のビッグネームや注目の若手俳優が続々と候補に挙がっています。またスペシャルドラマ版で警察学校の校長役を演じた小日向文世さんなど、おなじみの『教場』メンバーも登場予定。話題作が続いている月9の中でも、群を抜いて豪華な顔ぶれになるため、フジとしては、全話2ケタを突破してほしいでしょうね」(前出・広告代理店関係者)

 社運を懸けたビッグプロジェクトとあり、連ドラ以外の展開も。

「原作の第4弾『風間教場』をもとに映画版の準備も進んでいるといいます。こちらは警察学校での生徒たちの成長を描く作品になるようで、連ドラ版を今年11月から来春にかけて撮影。その後に順次、映画版の撮影に入る予定です。公開は来年末を予定していて、生徒役のキャストに関しては、まだ決まっていません」(映画配給会社関係者)

『教場』をシリーズ化させたい思惑

 フジとしては『教場』を人気シリーズに成長させていきたいようだ。

「長澤まさみさん主演の『コンフィデンスマンJP』も連ドラ版を月9枠で放送。その後に映画化されると第3弾まで製作され、それぞれ興行収入30億円を超えるヒットを記録しました。しかしメインキャストの東出昌大さんの不倫報道が尾を引いて、第4弾の製作が危うい状況です。フジとしては『コンフィデンスマンJP』にかわる新たなキラーコンテンツを生み出さなくては……という焦りがある。木村さんが今回引き受けてくれたことで、長期的なシリーズ化も見えてきたと喜んでいますよ」(前出・広告代理店関係者)

 来年4月の『教場』の連ドラ化についてフジテレビに問い合わせたが、

「制作の詳細についてはお答えしておりません」

 来年はドラマや映画の公開ラッシュで“キムタクイヤー”になりそうだ

「1月には織田信長役を演じる時代劇映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』が公開。4月には連ドラ版の『教場』が放送され、7月には初の海外制作ドラマ出演となる『THE SWARM(原題)』が、Huluなどで世界同時配信されます。『教場』の映画版が来年末に公開されれば、新作のドラマと映画がそれぞれ2本見られる貴重な年になりますね」(芸能プロ関係者)

 今年50代に突入するが、“視聴率男”の称号を若手に譲るのはまだ先になりそう。