“1億ユーロの男”アントニーの輝き、開幕2連敗の悪夢払拭…4連勝のマンU指揮官「良いスピリット」

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 プレミアリーグ第6節が4日に行われ、マンチェスター・Uとアーセナルが対戦。マンチェスター・Uが本拠地『オールド・トラフォード』にてアーセナルを3−1で下した。試合後、マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督がインタビューに応じ、その内容を4日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 マンチェスター・Uは、クラブ史上2番目の高額移籍金となる9,500万ユーロ+500万ユーロ(総額約139億円)でアヤックスから獲得したばかりのブラジル代表FWアントニーを早速先発起用すると、その“1億ユーロの男”が35分に先制弾をマークする。後半に入ると、60分にはアーセナルのイングランド代表FWブカヨ・サカに同点ゴールを決められるも、66分と75分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードがゴールネットを揺らした。試合は3−1で終了し、マンチェスター・Uはアーセナルの開幕からの連勝を「5」でストップさせるとともに、リーグ戦4連勝を記録。開幕2連敗スタートの悪夢を払拭し、6試合を終えて4勝2敗の5位につけている。

 試合後、インタビューに応じたマンチェスター・Uのテン・ハフ監督は、チームが示した強い精神力を称えた。

「ピッチ上では、良いチーム、良いスピリットが見られたね。常に良いルーティンではなかったかもしれないが、選手たちは戦い、立ち直った。もちろんアーセナルはチャンスを作ってきたが、我々も同じようにできたと思う。素晴らしいゴールを決めたしね」

「もっと上手くやれたはずだが、それはまだこれからさ。もっと試合をコントロールできるようになるだろう。ハードワークが必要であり、まだまだ改善の余地がある」

 テン・ハフ監督は、開幕2連敗によって多くの批判を浴びたチームの復調を喜んだ。

「チームは挫折を味わっても、それに対処し、反撃に出たんだ。とても良いことだね。このメンタリティが好きなんだ」

「今日のアーセナルは良いプレーをしていたが、我々はよく守っていた。ポゼッションと多くの動きと創造性で、彼らが我々を上回るという予感はなかったよ」

 次節、マンチェスター・Uは11日に、クリスタル・パレスとのアウェイ戦を控えている。