ユナイテッドはティム・クルルを獲得すべき? 英紙が主張する“PKストッパー”の重要性
ダビド・デ・ヘアとポジションを争える新たなGKを探しているマンチェスター・ユナイテッド。フランクフルトのケヴィン・トラップ、ニューカッスルのマルティン・ドゥブラフカが候補に挙がっている。
英『THE SPORTSMAN』によると、ティム・クルルも候補の一人のようだ。ニューカッスルで長くプレイし、その後は複数のクラブを渡り歩き現在のノリッジにたどり着いたクルル。34歳のベテランGKであり、オランダ代表歴もある頼れる守護神だ。
同紙ではクルルのPK時の能力の高さを称賛すると共にビッグクラブはPK戦を得意とするGKを獲得すべきだと主張している。とくにユナイテッドは20-21シーズンのELファイナル対ビジャレアル、21-22シーズンのFAカップ4回戦対ミドルズブラのPK戦に敗れタイトルを取り逃がしている。他チームでいえばチェルシーもこの問題に悩まされており、昨季はカラバオカップ、FAカップの2大会で決勝に進出するも、どちらもリヴァプールにPK戦で黒星を喫した。そこにもし、クルルのようなPKストッパーがいれば結果は変わっていたかもしれない。
また5人交代のルールが常設化されていることもPK戦を得意とするキーパーが評価される流れを後押ししている。以前の3人交代であれば少ない枠をGKに使うことはためらわれたが、今では5人を変えることができ、躊躇することも少ないだろう。ビッグクラブになればなるほどコンペティションは多くなり、PK戦に直面する機会が増える。そうなれなPK戦を得意とするGKの需要が高まることは間違いない。