インテルで活躍するラウタロ・マルティネス photo/Getty Images

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そろそろセリエA得点王を狙ってもいい頃だろう。インテルFWラウタロ・マルティネスは今季も快調な滑り出しを見せている。

ラウタロは20日のセリエA第2節スペツィア戦でFWロメル・ルカクのポストプレイに反応すると、左足一閃。地を這うシュートがゴールへ突き刺さり、今季リーグ戦初得点を記録した。

今やアルゼンチン代表でも絶対的な存在となったラウタロは、インテルでも着実に一歩ずつ成長してきた。数字だけ見ると、2019-20シーズンはリーグ戦14ゴール、2020-21シーズンは17ゴール、昨季は21ゴールとシーズンを重ねるごとに数字を上げてきた。

今月22日には誕生日を迎えたが、まだ25歳と若いことも特長的だ。これまでセリエAで積み重ねた得点数は59ゴール。伊『Gazzetta dello Sport』によると、インテルの選手で25歳時点のセリエA得点数が50点を超えていた選手はラウタロを含めて7人しかいない。

このうちラウタロは上から5番目で、上には故アントニオ・アンヘリージョ氏(68ゴール)、サンドロ・マッツォーラ氏(74ゴール)、マウロ・イカルディ(89ゴール)、故ジュゼッペ・メアッツァ氏(135ゴール)しかいない。ラウタロはクラブと2026年まで契約を結んでいるが、このままインテルでプレイを続けるならばクラブの歴史に名を残すストライカーとなるかもしれない。

ゴール前でのポジショニング、DFのタイミングを外してシュートへ持ち込む技術、左右両足でシュートが打てるところなど、ラウタロはかなりストライカー色の強い選手だ。ルカク、アルゼンチン代表ならリオネル・メッシと、周囲の選手と合わせるのも上手い。今季はインテルでも25ゴール以上を目指したいところで、そこまで数字が伸びれば得点王争いにも絡めるだろう。