画像は今敏監督の映画『パプリカ』より
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 今敏監督がアニメーション映画化したことでも知られるSF小説「パプリカ」(著:筒井康隆)が、実写ドラマ化されるとDeadlineが報じた。

 製作総指揮と監督を務めるのは、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』でメガホンを取ったキャシー・ヤン。アマゾン・スタジオとハイヴマインドの下、企画が進行しているという。アマゾンはコメントを拒否している。

 「パプリカ」は、精神医学研究所に勤める著名なサイコセラピストにして、他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカの顔も持つ千葉敦子を主人公にした1993年のSF小説。人の夢を共有することができる画期的なテクノロジー“DCミニ”が精神医学研究所から盗まれたことで、現実と夢が極限まで交錯していくことになる。今敏監督が2006年に『パプリカ』としてアニメーション映画化しており、同作は第63回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出されるなど国際的な評価を受けている。(編集部・市川遥)