筆者はOneDrive上のドキュメントフォルダーに「memo.txt」を作成し、必要に応じて呼び出しているが、ある日“検索の重みづけ”が破損した。memo.txtを検索したとき、本来であれば目的のファイルが現れるはずなのに、過去の取材メモが候補に現れるのである。

目的のファイルが現れない検索機能

本来であればOneDrive上の最新memo.txtが現れるはずだが、OneDrive for Businessに格納した古いファイルが先頭に表示された。候補ファイルも同様に過去のもの。この時点で26万アイテムがインデックスに登録されているが、過去の取材メモを参照する機会も少なく、本来の目的だったWindows関連資料の全文検索も長らく実行していない。そこでOneDrive for Businessを対象から取り除き、インデックスの再構築を実行した。

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「control.exe /name Microsoft.IndexingOptions」と入力して「OK」をクリック/タップする

「変更」をクリック/タップし、インデックス作成対象先だったフォルダーのチェックを外してから、「OK」→「詳細設定」と順にクリック/タップする

「再構築」をクリック/タップする。その後は各ダイアログを閉じて構わない

インデックス再構築完了後の検索結果。インデックス済みファイルは10万アイテムまで軽減した

インデックス再構築前に「Indexer Diagnostics」で原因を追求すべきだったが、すっかり存在を失念していた。同様のトラブルが発生した際はぜひ試してほしい。

Indexer Diagnosticsはインデックス情報の診断や、登録済みファイルの確認など幅広く利用できる

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら