どんなパソコンにも寿命はある。多くの場合、ハードディスクといったストレージデバイスの故障がパソコンの故障に直結しやすい。ハードディスクが故障する原因はいくつもあるが、もしかするとジャネット・ジャクソンのリズム・ネイションを再生したことが問題を引き起こしていたかもしれない。かなり稀なケースとみられるが、そうした事例が報じられた。

8月16日(米国時間)、マイクロソフトのブログ「Janet Jackson had the power to crash laptop computers - The Old New Thing」に掲載された記事が、ノートPCがクラッシュする「ある奇妙な現象の記憶」について伝えた。Windows XPの製品サポート時代の話とされているもので、現在はこの問題が発生するケースはほぼないと見られている。

Janet Jackson had the power to crash laptop computers - The Old New Thing

記事では、大手パソコンメーカーが、Janet Jackson (ジャネット・ジャクソン)のRhythm Nation (リズムネイション)のミュージックビデオを再生すると、あるモデルのノートパソコンがクラッシュすることを発見したという。さらに興味深いことに、この調査を実施している間、ミュージックビデオを再生すると競合他社のノートパソコンも同じようにクラッシュすることがわかったとのことだ。競合他社のノートパソコンではミュージックビデオを再生していなかったとしており、この競合他社のノートパソコンはRhythm Nationを聞いただけでクラッシュしたことになる。

記事では、このクラッシュ問題の原因として、Rhythm Nationのミュージックビデオに、それらノートPCで使われていた5400rpmのノートパソコン用ハードディスクの固有振動数の1つが含まれていたことを挙げている。結局、該当メーカーはオーディオパイプラインにカスタムフィルタを追加して対象の周波数を除去することで、問題を解決したという。

問題が発生していた時期と該当するハードディスクを考慮すると、現在同じ状況が発生するとは考えにくい。しかし、固有振動はしばしば物理的な故障を引き起こすことが知られており、ノートパソコンにおいてもこうした問題が発生していた時期があることが示されたことになる。