J1最下位に沈む磐田の新監督決定! 渋谷洋樹ヘッドコーチが昇格

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ジュビロ磐田は17日、ヘッドコーチを務める渋谷洋樹氏(55)の監督就任を発表した。

明治安田生命J1リーグ最下位に沈む磐田では14日に伊藤彰監督(49)が解任され、鈴木秀人トップマネジメント部長も同日付けで契約解除。伊藤前監督の後任も決まり次第発表として、今まで監督が不在だった。

渋谷氏はこれまで大宮アルディージャやロアッソ熊本で監督を歴任。今年から磐田のヘッドコーチとして、チームに従事していた。渋谷氏にとって、監督を務めるのは熊本を率いて以来、約3年ぶりとなる。

また、クラブは「ジュビロ磐田を応援してくださる皆様へ」との見出しで監督交代をサポーターに報告。これまでの戦いぶりを詫び、新体制での残留に向けて決意を語った。

「今季は昨年のJ2優勝を受け、J1での定着を目指して、明確な戦術方向性を持ち、なおかつ若手の育成に実績のある伊藤彰監督を迎えてシーズンをスタートしました。しかし第25節を終えて5勝7分け13敗、リーグ最下位という結果となってしまいました。前節の浦和戦では台風の雨の中、多くのサポーターの皆様がびしょ濡れになっても精一杯応援してくださっているにもかかわらず、チームとして気力を振り絞ってもう一度立ち向かっていく姿勢をお見せできなかったことを大変申し訳なく思っています」

「この現状を打破するために、キャンプから積み上げてきた戦術を活かし、もう一度チャレンジャーとして戦うマインドを取り戻すために渋谷洋樹ヘッドコーチに監督をお願いすることとしました。J1での監督経験もあり、ここまで積み上げた戦術に渋谷監督なりの要素と熱意を盛り込んで、しっかりチームをマネージメントし残留を勝ち取ってくれると信じています。今シーズン残すところ、今節の名古屋戦を入れて9試合です。残留圏15位との勝点差はわずか3です。我々はあきらめていません」

「ここからチームとしても選手個人としても、人生をかけた戦いが始まります。ファン・サポーターの皆様の応援で選手たちはもう一度、立ち上がります。厳しい環境ですが、熱き応援よろしくお願いします。最後にフットボール本部の体制に関しましては、決まり次第、記者会見を開き今後の方針を説明させていただきます」