日本ハム“スミ1”敗戦に新庄剛志監督もぼやき「なーんか勝てんね。方法考えないと」

先発の根本はプロ入り最長8回途中2失点の粘投も3敗目

■楽天 2ー1 日本ハム（16日・札幌ドーム）

　日本ハムは16日、札幌ドームで行われた楽天戦に1-2で逆転負けを喫し、借金17となった。楽天先発の則本昂大投手に、7回まで近藤健介外野手のソロによる1点のみに封じられた。今季このカードは5勝12敗となり新庄剛志監督は「なーんか勝てんね。やっぱ強いってことですかね。方法を考えないと」と話した。

　初回2死から、近藤が則本の150キロ直球を逆方向に運ぶ5号ソロで先制。しかし4回2死二、三塁、好投を続けていた先発・根本が太田に詰まりながらも三塁後方へポトリと落ちる2点適時打を許して逆転された。根本はプロで最長の7回1/3、最多の105球を投げて6安打2失点と粘ったが、今季3敗目を喫した。

　新庄監督は則本について「いいピッチャーですよ。なかなか……。このカウントで直球だろうというところで変化球で交わしてくるし、なかなか打てない」と脱帽の様子。一方で根本の好投には「よく抑えてくれました。成長したかなという感じ」と目尻を下げた。

　この日は松本剛が左膝骨折から復帰し、いきなり「2番・DH」で先発出場。打率リーグトップを誇る好打者が1軍に帰ってきたが、打線はつながらなかった。（町田利衣 / Rie Machida）