ストライカー補強を目指すマンU、リヨンのFWデンベレ獲得を検討か

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 マンチェスター・Uは、リヨンに所属するフランス人FWムサ・デンベレの獲得に関心を示しているようだ。16日、イギリス紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』が報じた。

 プレミアリーグで開幕2連敗を喫したマンチェスター・Uでは現在、フランス代表FWアントニー・マルシャルが負傷離脱中。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの去就が不透明となっており、新たなストライカーの補強が急がれる。そんななか、以前から候補者リストに名前が載っていたデンベレの代理人に連絡を取っているようだ。

 デンベレはリヨンとの契約が残り1年となっており、リヨンは移籍金が得られるラストチャンスである今夏の売却に前向きなようだ。ただ、これまでにエヴァートンやビジャレアルなどもデンベレの獲得に動いたようだが、本人との合意を取り付けられていない。デンベレに近い関係者によると、同選手は「正しい条件で正しいクラブに」移籍することを望んでおり、マンチェスター・Uからのオファーが“満額回答”となる可能性は十分にありそうだ。

 現在26歳のデンベレは、パリ・サンジェルマンの下部組織出身。2012年夏にフルアムのU−18チームへと移籍し、2013年11月にプロデビューを飾った。その後はセルティックでもプレーし、2018年夏にリヨンへと完全移籍。アトレティコ・マドリードに期限付き移籍していた2020−21シーズン後半を除き、これまで公式戦通算144試合に出場し、67ゴールを挙げている。ただ、今夏に元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが6シーズンぶりとなるリヨン復帰を果たし、デンベレは出場機会の減少が懸念されている。