一発退場となったFWダルウィン・ヌニェス【写真:ロイター】

写真拡大

リバプールはクリスタル・パレスと1-1で引き分けた

 リバプールは現地時間8月15日にプレミアリーグ第2節でクリスタル・パレスと対戦し、1-1で引き分けた。

 後半に期待の新戦力、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが挑発してきた相手DFにヘッドバッドを見舞って退場したことに対し、ユルゲン・クロップ監督は「間違ったリアクションだった」と振り返った。英紙「ガーディアン」が報じている。

 本拠地アンフィールドで行われた一戦。リバプールは序盤から攻勢を仕掛けていくが、ヌニェスが決定機でのシュートをゴール上に外すなど得点は奪えず。すると前半32分にはクリスタル・パレスのカウンターを被弾。縦パスに抜け出したコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに決められ、先制を許した。

 さらに0-1のまま迎えた後半12分にヌニェスが一発退場処分を受けてしまう。23歳のFWはゴール前でマッチアップしたDFヨアキム・アンデルセンに小突かれて何かを言われると、それに激昂し、あろうことか顔面に頭突きを返してしまったのだ。

 1点ビハインドのうえに、数的不利も背負ったリバプールだったが、ヌニェスの退場から4分後の同61分、左ウイングで先発していたコロンビア代表FWルイス・ディアスが強烈なミドルシュートを叩き込んで同点に追いつき、1-1の引き分けに持ち込んだ。

 試合後、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は「挑発はあったが、間違いなく間違った反応だった」とヌニェスの行動を振り返った。

「彼はこのことから学ぶだろう。残念だが、彼は(出場停止となる)3試合でそれをしなければならない。我々にとってはクールなことではないが、そういうものだ。もちろん彼とは話をする。試合中には何も見えていなかったので、何が起きたのかもわからなかった。アンデルセンが倒れ、ダルウィンが立ち去るのを見た。そして見えたのがレッドカードだ。あの状況下では間違ったリアクションだった。アンデルセンはそれを望んでいて、その通りとなったが、ヌニェスは過ちを犯した」

 今夏にベンフィカから加入したヌニェス。移籍金は7500万ユーロ(約101億円)で、成果によって上乗せされるボーナスも含めれば最大1億ユーロ(134億円)のビッグディールで獲得した期待の新戦力だが、プレミアリーグで戦うために感情のコントロールが課題となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)