試合後の会見に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】

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3回には一塁から一気に同点生還でメジャー通算300得点

■エンゼルス 4ー2 ツインズ(日本時間15日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地でのツインズ戦に「2番・DH」で出場し、7回にダメ押しの左前適時打で2試合連続打点をマークし、チームの2連勝に貢献した。3回には快足を飛ばして同点の生還も。鮮やかな逆転勝ちに、フィル・ネビン監督代行は試合後「皆が貢献してくれたと思う」とナインを称えた。

 大谷は3回2死一塁で四球で出塁すると、続くレンヒーフォの左翼線適時二塁打で一塁から一気に生還。自身にとってメジャー通算300得点目となった。さらに5回の第3打席でも四球を選び、直後に盗塁を試みたが失敗。思わず天を仰ぎ、悔しそうな表情を浮かべた。7回1死一、二塁の第4打席では、外角低めの難しい球を逆らわずに左前へ。タイムリーでリードを広げた。2打数1安打1打点2四球で打率.254となった。

 先発のデビッドソンは初回に2点を先制されるも、打線は要所で機能。6回4安打2失点の左腕に移籍後初勝利を贈った。指揮官も「得点にはつながらなかったがウォルシュが2安打したり、オオタニも打点を挙げたりした」と手応えを感じているようす。「(打線の上位4人が毎回打つのではなく)他の選手からの助けも必要だ」と総力の重要性を強調した。

 チームは8月に入って8勝5敗で、上昇ムードが漂ってきた。翌15日(同16日)のマリナーズ戦には、大谷が先発予定。104年ぶりの偉業達成後初のマウンドで、チームを3連勝に導く。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)