14日、明治安田生命J2リーグの3試合が各地で行われた。

昨日の横浜FCの試合中止を受け、暫定ながらも首位奪還のチャンスを得た2位のアルビレックス新潟は、アウェイで15位・栃木SCと対戦した。

3分に小見洋太のヘディングがポストのわずか右へそれると、以降はいちご一会とちぎ国体開催記念ユニフォームを着用した栃木の攻勢を受けたものの、ゴールレスで迎えた前半終了間際に先手を取る。中盤でのトーマス・デンのパスカットから伊藤涼太郎、鈴木孝司へと素早く縦パスが2つ渡ると、ストライカーは巧みなステップでシュートコースを作り、ボックス左から強烈な左足の一撃を叩き込んだ。

最少点差で迎えた後半は終了間際の86分、高宇洋のロングボールから右のハイサイドへ抜け出した松田詠太郎が折り返し、走り込んだ藤原奏哉がペナルティアーク内右から3試合連続となるゴールを決めて勝負あり。2-0で勝利し、第27節以来となる首位返り咲きを果たした。

フクダ電子アリーナでは勝ち点「2」差の10位・ジェフユナイテッド千葉(勝ち点41)と、7位・FC町田ゼルビア(勝ち点43)が顔を合わせた。

J1昇格プレーオフ圏内を目指す両チームは、18分に町田が敵陣での流れるような連続ワンタッチパスで一気に相手を崩す。最後は太田修介の縦パスで裏を取ったドゥドゥがボックス手前右から右足を振り抜くと、強烈なシュートはGK新井章太の手を弾いて右隅へ決まった。

熊谷アンドリューの負傷交代というアクシデントもあった千葉は、ビハインドで迎えた後半の早い時間帯に末吉塁のシュートが深津康太のハンドを誘い、PKを獲得する。これをチアゴ・デ・レオンソを沈めて52分に試合を振り出しに戻した。

同点のまま終盤まで推移するも、町田はドゥドゥが西久保駿介に倒され、こちらもPKを獲得。自ら蹴り込んでネットを揺らすと、これが決勝点となり、町田が2-1で千葉を退けている。

14位・徳島ヴォルティスと9位・大分トリニータの一戦は、梅崎司のリーグ戦では大分復帰後初となるゴールなどで大分が2点を先行するも、徳島も54分に藤尾翔太、後半アディショナルタイムに白井永地がネットを揺らして土壇場で試合を振り出しに戻し、勝ち点「1」を分け合うこととなった。

なお、台風8号の影響で中止となっていた横浜FC vsザスパクサツ群馬は、16日に開催予定。水戸ホーリーホックvs東京ヴェルディの代替日は未定となっている。

◆第31節

8月14日(日)

栃木SC 0-2 アルビレックス新潟

ジェフユナイテッド千葉 1-2 FC町田ゼルビア

徳島ヴォルティス 2-2 大分トリニータ

8月16日(火)

《19:00》

横浜FC vs ザスパクサツ群馬

8月13日(土)

いわてグルージャ盛岡 0-1 ブラウブリッツ秋田

ヴァンフォーレ甲府 2-2 ロアッソ熊本

ベガルタ仙台 2-3 大宮アルディージャ

モンテディオ山形 4-1 ツエーゲン金沢

ファジアーノ岡山 3-2 レノファ山口FC

V・ファーレン長崎 2-3 FC琉球

未定

水戸ホーリーホック vs 東京ヴェルディ