ロシアの首都モスクワ郊外ヒムキの裁判所に入る米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー選手(2022年7月27日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP

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【AFP=時事】米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手(31)が、ロシアへ違法薬物を密輸した罪で有罪判決を受けた件で、米国とロシアが同選手とロシアの悪名高い武器商人との、囚人交換に関する話し合いを行っていると、ロシアの外交関係者が明かした。

 グライナー選手といわゆる「死の商人」であるロシアのビクトル・ボウト(Viktor Bout)受刑者との交換に関する交渉について、ロシア側が認めるのはこれが初めてになる。

 国営タス通信(TASS)によると、外務省北米部のトップが「交換という非常に繊細な話題について、大統領が選んだルートで交渉が進んでいる。静かな外交が続き、米政府がプロパガンダに陥らない慎重さを有していれば、成果が出るはずだ」と話した。

 グライナー選手は、大麻オイルが少量入った吸引カートリッジを所持していたため、違法薬物を密輸した疑いで2月に逮捕され、今月懲役9年の有罪判決を受けた。

 元米国連(UN)大使で、他国で拘束されていた複数の米国人解放に携わってきたビル・リチャードソン(Bill Richardson)氏は前週、ロシアとの「2対2」の囚人交換について「前向き」な見方を示していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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