PC操作に飽きてくると、手元のiPad miniで遊んでしまう。その際に困るのがメッセージの見落としである。Outlookの新着メールやFacebookメッセンジャーのメッセージは通知されるものの、Skypeでは出てこない。数年前は新着メッセージの通知が行われていたような気がするが、詳細は思い出せない。

もちろんPC側の対処方法もある。通知領域のSkypeアイコンは新着メッセージがあると、赤いオーバーレイアイコンが加わる。また、アプリを最小化もしくはピン留めすれば、バッチで未読メッセージ数を表示できる。

だが、手元のiPad miniを操作する際はメガネを外しているため、ディスプレイの変化に気づくのは困難だ。通知音も有効にしてみたが、ヘッドフォン装着時は聞き逃してしまう。

Windows 11の通知領域とタスクバーに並ぶSkypeアイコン

「通知」で「チャット通知」のスイッチをオンにすると、Windows 11の通知が現れ、「通知音」のスイッチをオンにすれば新着メッセージ到着時にサウンドが再生される

そこでiPadOS版Skype「Skype for iPad」の設定を見直したところ、「通知」に以前は見かけなかった「複数のデバイス」を発見できた。本設定項目が無効のため、Skypeのみ通知されなかったのだろう。

Skype for iPadで「通知」→歯車アイコン→「通知設定」と順にタップする

「複数のデバイス」をタップしてスイッチをオンにする

iPad miniにもSkypeの新着メッセージが通知されるようになった

筆者はTestFlightでベータ版のSkype for iPadを使用していたため、何らかの拍子にスイッチがオフになった可能性もあれば、単に見落としていた可能性も否定できない。試しにiOS版Skype、Android版Skypeの通知設定も確認したところ、いずれも無効だった。複数のデバイスでSkypeを利用している方は設定の見直しをおすすめしたい。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら