8月11日『多田しげおの気分爽快!!〜朝からP•O•N』では、鹿児島県日置市にある、カブトムシが貰えるガソリンスタンドを取り上げました。給油してカブトムシがプレゼントされるのは嬉しいですが、そんなにカブトムシがいるんでしょうか?福田石油店、福田晋拓さんに聞きました。

日置市はこんな町

鹿児島県の薩摩半島の中西部に位置するのが日置市。東シナ海に面しています。
鹿児島県三大行事の一つ「妙円寺詣り」が有名。これは関ヶ原の戦いで西軍が総崩れになった時に、敵中突破をして薩摩に帰還した島津義弘の苦難を偲ぶ行事だそうです。

さらに日置市のホームページによると、大汝牟遅神社で行われる流鏑馬、400年以上の歴史がある薩摩焼。「湯之元温泉郷」、「吹上温泉郷」という2つの温泉郷と、マリンスポーツや潮干狩りができる吹上浜が観光地としてありました。

また日置市ホームぺージのメインには「日置市民歌体操」という市の体操もありました。
日置市民の皆さんは、みんな踊れるのでしょうか?

水銀灯に虫が集まる

「夜になると水銀灯にいっぱい虫が飛んできて、カブトムシとかクワガタも飛んでくるんですよ」と福田さん。

そのため15〜16年前から、欲しい人にはカブトムシをプレゼントしているそうです。

「カメムシとかくっさいのも飛んできます」とのことですが、こういう虫は選り分けて、プレゼントするのはカブトムシ。
こどもたちが「欲しい」と言ってきたことがきっかけなんだそうです。

夜は親子でカブトムシ探し

福田さん「こっちは夕方から車があんまり走ってないもんですから、早めに閉めて山に行って取ったりします」

1日で、多い時には30匹以上プレゼントしているそうです。
そのために飛んでくるカブトムシだけでは足りなくなることもあるんだとか。カブトムシの補充は欠かせません。
前日の夜も出かけていた福田さん。

福田さん「昨日は息子と2人で20匹以上は取りましたね。この辺人はいないですけど、カブトムシはいっぱいいます」

夜はカブトムシ取りに駆り出される息子さんは18歳、高校3年生。
カブトムシがいそうな木をいろいろと見て回り、親子の間で情報共有もしっかりできているそうです。

「昼間はガソリンスタンド手伝ってくれないんですけど、夜は手伝ってくれます。取った後にアイスクリーム買いに行ったりせないかんですけどね」と嬉しそうに話します。

売り上げより笑顔

福田さん「日曜日とかも休みたいんですけど、休んでると開けてくれと言われるんで、年中無休でやってます」

ガソリンスタンドは地域の大切なライフライン。「店の売り上げよりも笑顔の方が嬉しいですね」と続けます。

ちなみに放送当日の電話取材の時点でカブトムシは十分いました。
「今日は30匹以上いますよ。皆さん、ぜひ来てください」とのことでした。

カブトムシのプレゼントが16年も続いている鹿児島県日置市のガソリンスタンド、福田石油店の福田晋拓さんでした。 
(尾関)
 

多田しげおの気分爽快!!〜朝からP・O・N
2022年08月11日07時38分〜抜粋(Radikoタイムフリー)