アウトランダーPHEV(画像: 三菱自動車発表資料より)

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 三菱自動車工業は12日、新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを、8月15日に豪州市場でも販売開始すると発表した。日本とニュージーランドに続く導入となる。

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 アウトランダーは、2005年に日本市場でデビュー。2012年には、PHEV搭載版が発売。当時のSUVではPHEV搭載が珍しかったため、注目を集めた。以来アウトランダーPHEVは、三菱のフラッグシップモデルとして活躍しており、今では三菱のSUVとしても、パジェロなどに代わる代表モデルとなっている。

 新型アウトランダーは、2021年にフルモデルチェンジして登場。「威風堂堂」をコンセプトに、デザインやパワーユニットなどを一新した。

 フルモデルチェンジで構成を全面的に見直したのは、電動車としての性能と、SUVの魅力を両立するためとされる。電動車としての性能では、パワフルでスムーズな走りを心がけたようだ。SUVとしては、全天候やあらゆる路面に対応できる状況を目指している。近年のトレンドとなっているSUV市場を生き抜くため、アウトランダーは常に総合力を高める開発を受けてきた。

 これまでアウトランダーは、世界約60カ国で展開されている。PHEVモデルとしては日本から始まり、オセアニア、欧州、北米、アセアンなど広範囲に展開。2022年7月末時点では累計約31万1,000台を売り上げており、うち豪州では約4,000台である。