夏休みの車のトラブル#2 エアコンが効かない!車内を早く冷やす方法も試そう
ディーラーや整備工場もお休みとなる夏休み。車の冷房が壊れた?車内が全然冷えない!そんなときの対処法を解説します。エンジンの冷却水の残量を最近確認していないという人は要注意。車内をなるべく早く冷やすコツも紹介します。
エアコンの冷房が効かない!考えられる原因は?
車の冷房が効かず、車内が冷えない場合、考えられる車の不具合・故障は以下の通りです。
しかし、これらのトラブルを疑う前に、効率のよいカーエアコンの使い方を実践してみましょう。
冷房で車内を早く冷やすポイント
■まずは窓全開+外気導入で熱気を逃がす
車内がなかなか冷えない原因は、車内の空気が熱いためです。まずはその熱気を逃がすことが大切ですので、乗り込んでエンジンをかけたら、まずはドアを開けるか窓を全開にしましょう。
乗り込めないほど暑い場合は、片方の窓を全開にし、反対側のドアを数回開閉するのもオススメです。空気砲のように熱気を窓から追い出すことができます。
そして、エアコンを「外気導入」にして風量を最大に。窓を開けたまま走り出してもOKです。
■冷えてきたら窓全閉+内気循環で冷気を閉じ込める
熱気をうまく逃がすことができれば、車内が冷えてきます。このとき、窓が開いていたり外気導入になっていたりすると、せっかくの冷気が外に逃げてしまいます。
ある程度冷えてきたら、窓を閉め、エアコンを「内気循環」に切り替えましょう。風量も適量に調整してOKです。
冷房が効かないときのチェック項目
■A/CスイッチがOFFになっていないか
車のエアコンの「A/C」と書かれたボタンは、エンジンの動力でコンプレッサーという機械を動かすためのもの。コンプレッサーが動くことによって、車内の空気を冷やす冷媒(エアコンガス)がエアコンの中を循環します。
「車のエアコンをつけて温度を低く設定しても、全然涼しくならない」という場合は、故障ではなくA/Cボタンがオフになっているだけかもしれません。慌てる前に、一度確認しましょう。
■冷却水が少なくなっていないか
スイッチ類の操作を正しく行っているのに車内が冷えない場合は、冷却水の残量を確認しましょう。冷却水はエンジンルーム内の「リザーバータンク」という半透明のプラスチック容器に入っています。
また、上のような警告灯が点いているときは、水温が異常に高くなっているサインです。放置して車に乗り続けると、車自体がオーバーヒートしてしまう可能性があります。
むやみに車を動かさず、休み明けにディーラーや整備工場での点検を受けてください。
それでもダメなら休み明けにディーラーや整備工場へ
効率のよい使い方を実践しても車内が冷えない、チェックしても異常が見つからない場合は、エアコンガス不足やコンプレッサーの不具合の可能性があります。
どちらの場合も、車に詳しくない人がDIYで修理するには難易度が高いでしょう。休み明けにディーラーや修理工場に診断・修理を依頼しましょう。